生命学部
食品生命科学科
”いのち”を育む「食品」と「バイオ」の
専門技術者を養成します。
食品生命科学科では、“いのち”を育む生命科学の本質について学び、「応用生物分野」と「食品製造分野」の2つの専門分野で専門知識を活かす理論と技術を修得します。社会が直面する諸問題を解決できる実践力とともに、協調性、倫理観、コミュニケーション能力など人間力を備えた食品製造技術者やバイオ技術者を養成します。
教育研究分野
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応用生物分野
植物がもつ生理的特徴を理解し、農作物の栽培や品質改良の知識を修得します。また、私たちの生活を取り巻く環境問題を理解し、解決するための実践的な環境保全に関する知識や技術を身につけます。さらに、生命現象を分子や原子レベルで理解し、有用物質の生産に利用するための知識と技術を修得します。
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食品製造分野
安心・安全な食品を製造するために必要な衛生管理、品質管理、殺菌技術などを修得します。また、身体の仕組みと機能を理解し、健康維持・増進に必要な食と身体活動の知識を身につけます。さらに、市場にマッチした食品を開発するためのマーケティングの知識、工場での食品製造に必要な機械の計測・制御の知識を修得します。
科目紹介
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食品機能学
食品のおいしさにかかわる食品成分の変化や相互作用、そして物性について学びます。その後、おいしさを数値化して評価する官能評価手法を学び、新食品の開発の際、どのように試作品の評価を行うのか理解することを目指します。
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植物生理学
私たちは衣食住の全てにおいて実に多様な形で植物の恩恵を受けています。この講義では、動物や微生物にはみられない植物特有の生理機能について学び、より良質な農作物の開発やバイオマス資源の生産過程の基本原理について理解します。
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発酵食品学A・B
発酵食品は、その国の産物や気候風土、民族の嗜好を背景として発達したものです。この講義では、日本の伝統的な食品である清酒、味噌、醤油などについて、製造現場の実例を紹介しながら、製造方法を学びます。
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食品製造学A・B
私たちが摂取している食品には、さまざまな加工処理が施されています。食品の加工を行う際の食品の加工技術と保存技術について理解するとともに、食品の保存方法、品質劣化の要因、殺菌法なども学びます。
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新食品開発
消費者の嗜好が変化するにつれて、次々と生み出されている新しい食品。この講義では、これまでに販売された画期的な加工食品やヒット商品を題材にして食品開発を学ぶとともに、新食品の企画・開発に取り組みます。