本学女子学生が企業と連携して「住みたくなるお部屋」をデザイン!内覧会を行いました。
2018.01.31
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広島工業大学女子学生キャリアデザインセンター(JCDセンター)の活動の一つとして、女子学生が株式会社レオパレス21とコラボレーションして賃貸物件をデザインしました。「女性が長く住みたくなるような 飽きのこないオンリーワンのお部屋」というコンセプトに沿ってデザインを決め、学生らしいアイデアが随所に散りばめたお部屋が完成。
2017年12月13日(水)に完成内覧会を行いました。
内覧会に参加したメンバー。メンバー全員が企業とのコラボ企画に初挑戦しました。
この企画に参加した学生は、デザインをする上で大きなポイントとなる「色」を学ぶため、色彩について勉強し、昨年6月に色彩検定講座を受験しました。8月に開催された本学主催行事「ワクワクものづくり大作戦」では、小学生に向けてマスキングテープアート教室を開催するなど、色彩について学び、教えるという経験を経て、今回は実際に使用される部屋のデザインを手掛けるという、貴重な実践の場となりました。この企画に参加したのは、建築工学科と建築デザイン学科の1年生15名。株式会社レオパレス21の担当者との連絡も学生自身が行い、ビジネスマナーを学ぶ良い機会にもなりました。
「女性が長く住みたくなるような 飽きのこないオンリーワンのお部屋」というコンセプトから、「カフェ風の部屋」「インスタ映えする部屋」をデザインしようと決めたメンバー。壁班と小物班の2つに分かれ、1Kのお部屋をイメージチェンジしていきます。
ホームセンターでヒノキの木材を購入し、学内で切った後、塗料を2度塗りしました。
壁に棚を取り付けている様子。電気ドリルなどの工具を駆使し、ものづくりの楽しさを体感。
壁を担当したのは建築工学科のメンバー。壁に木材を使うのか、マスキングテープで飾るのかで意見が分かれたそうです。話し合いを重ねた結果、「リアリティを出す」という方向性で木材案に決定。「人数が多く、フォトフレームや額縁、アクセサリーを飾る等、たくさんの案が出てまとめるのが大変でした。レオパレスさんの意向である『長く住みたい』を意識し、SNSを利用して流行を調査しました」と話すリーダーの松川智美さん(建築工学科1年)。「納期や予算がある中で、効率良く作業する大切さも知りました」と、得るものが多かったようです。
「木材を取り付けるときには、補強も施しました」と壁班リーダー松川さん。
壁紙は、棚や小物を引き立てる落ち着いた色合いをセレクトし、木材と同様にリアリティーを出すため造花ではなくドライフラワーを飾りました。
建築デザイン学科が小物班を担当。マスキングテープを使い小物を装飾しました。「マスキングテープはきれいにはがすことができるため、何度もやり直しが可能。部屋のイメージチェンジも簡単にできます」とリーダーの濱野すみれさん(建築デザイン学科1年)。「色使いは、色彩検定で得た知識を生かしました。実践するチャンスをいただいたことは、貴重な経験でした。」西岡若葉さん(建築デザイン学科1年)は「企業とコラボするのは、社会人への第一歩。今は1年生の知識しかありませんが、また機会があれば、勉強を重ねもっといい提案をしたい」と前向きでした。
マスキングテープを巻きつけると一気に鮮やかなハンガーに早変わり。
内覧に来られたお客様が生活をイメージすることができるよう、細部まで飾り付けにこだわります。
「デザイン性と生活感をどう合わせるかに一番気を配りました」と活動を振り返る小物班リーダーの濱野さん。
コンセプトに沿った素敵な空間が誕生しました。
色彩検定の受験や小学生向けの教室の開催を経て、企業とのコラボ企画に初挑戦した学生たち。納期や予算を考えること、電話やメールでのやり取りなど、大学での講義だけでは学べない多くのことを経験することができました。
JCDセンターではこれからも、学生のやる気をサポートしていきます!