新入女子学生の笑顔はじける「JCDウェルカムセミナー」 学年・学科を超えてつながり深まる
2018.05.07
このニュースは、クローズされました
広島工業大学には女子学生のキャリアアップをサポートする「女子学生キャリアデザインセンター(JCDセンター)」があり、将来技術者として活躍する女子学生を入学直後から卒業まで支援しています。JCDセンターには女子学生自らが企画・運営を行い、リーダーシップやコミュニケーション能力を身に付けるための活動がたくさん用意されています。その活動の一環として、先輩女子学生の企画・運営による新入生歓迎セミナー「ウェルカムセミナー」を4月7日に本学で開催しました。
朝早くから鶴記念体育館に集合する2・3年生。新入生を迎える準備をはじめます。
開会時間になり来場する新入生たち。入学して5日目、まだ少し緊張気味な様子。
歓声と熱気。白熱の球技大会
長坂副学長が「大学入学がゴールではありません。JCDの活動をきっかけに次の目標に向かって頑張ってください」と参加を呼びかけ、セミナー開会です。午前中は球技大会が行われ、バレーボールとドッジボールの試合が行われました。最初は緊張気味の新入生もスポーツを通していつのまにか緊張がほぐれ、あちらこちらで歓声やハイタッチをする光景が見られました。
「積極的にJCDの活動へ参加してたくさんの仲間をつくってください」と長坂副学長。
JCDプロジェクトから生まれたキャラクター「キャロミ」も応援に駆けつけました。
バレーボールは点の取り合いとなる接戦が続きます。
「いつ以来だろう?」と久しぶりのドッジボールに盛り上がる学生たち。
おいしいランチに、笑みがこぼれる
熱戦の球技大会を終え、昼食は和気あいあいとしたムード。新入生たちはすっかり打ち解け、学科や趣味のこと、一人暮らしや高校時代の話で盛り上がっていました。
ハンバーグや唐揚げなど「みんなが喜びそうなもの」を選んだメニュー。
「先輩たちが話しやすい雰囲気をつくってくれたので、すぐに打ち解けることができました」と斉藤優香さん(右:建築デザイン学科1年)
JCDでしか味わえないやりがいを熱烈アピール
昼食後は、2・3年生によるJCDの活動紹介です。オリジナルのお弁当を考案し、企業と連携して商品化をめざす「お弁当プロジェクト」、ロボットを使って小学生にプログラミングの楽しさを伝える「プログラミング教室」など、全11プロジェクトを説明。企業や地域と主体的に関わる経験を通して、コミュニケーション力などのキャリア形成に必要なスキルを身に付け、一人一人が成長していくことがJCDの目的であると新入生にしっかりアピールしました。
活動紹介後の閉会式では、川上センター長からJCDのプロジェクトは普段の授業では味わえない経験ができ、就職活動でもアピールできるなど、メリットがたくさんあることが伝えられ「友人を誘ってJCDの活動に積極的に参加してください」と呼びかけて閉会しました。
他にも子どもたちを対象とした出張理科実験教室や環境教室の開催など、学生自身が学びながら社会貢献活動に繋がる活動を多数実施しています。
「少しでも興味が湧いたらキックオフミーティングに足を運んでください」と川上センター長。
閉会式では球技大会の表彰もありました。優勝を果たしたのは2班の皆さん。
セミナー終了後も賑わう質問ブース
閉会式後、新入生が女子学生専用ラウンジ「Jラウンジ」の質問ブースを訪れ、先輩にJCDプロジェクトについて質問する姿が多く見られました。田城美優さん(建築工学科1年)は「はじめはJCDの活動にあまり興味がありませんでした。今日、先輩たちのプレゼンを聞き、在学中から社会経験を積めることに魅力を感じました」と気持ちが変化。企業と共同してマンションの一室をリフォームする「こだわりルームプロジェクト」に興味津々の様子でした。
高校3年生の時、大学生が教えるプログラミングのイベントに参加し「自分も教える側になりたいと思っていた」という池田涼乃さん(知的情報システム学科1年)。「プログラミング教室は私がやりたかったことそのもの。子どもたちにプログラミングの楽しさを伝えたい」と早くも参加を決意。
広報活動を高校時代に経験していた三浦綾華さん(知的情報システム学科1年)はJCDのキャラクター、「キャロミ」を広報する「キャロミプロジェクト」に興味があり「JCDといえばキャロミと言われるくらい広報したい」と語ってくれました。
「楽しいからぜひ来て」と先輩たちもアピールします。
「学年や学科関係なくいろんな人と関われるJCDの活動が楽しみです」と田城美優さん。
左から三浦綾華さん、吉本真悠さん(建築デザイン学科1年)、池田涼乃さん。このウェルカムセミナーをきっかけに仲良くなりました。
昨年の自分たちよりも、もっと新入生に楽しんでもらいたい
今回のJCDウェルカムセミナーには、主軸となって企画・運営にあたった3人の活躍があります。球技大会を担当するアクティビティセクションのリーダー村田栞さん(食品生命科学科2年)、昼食の手配を行ったランチセクションのリーダー青木梨奈さん(食品生命学科2年)、そして午後からの活動紹介のために、しおり作成や会場準備を行ったJCD紹介セクションのリーダー山下紗菜さん(建築デザイン学科2年)。このメンバーが中心となり、3ヵ月かけて準備を進めました。
3人には共通する想いがありました。それは「昨年、1年生だった自分たちが参加した時よりも楽しんでもらいたい」ということ。昨年までの会場は八千代校舎。新入生に移動の負担をかけさせたくないと、今年は本学で実施することを決定。また、新入生がより打ち解けられるように、メインプログラムを野外調理から球技大会へと一新しました。
今回のウェルカムセミナーでセクションリーダーを務めた村田栞さん(左)、山下紗菜さん(中央)、青木梨奈さん(右)
140名の女子学生が友達の輪を広げました。
「1年生の楽しそうな笑顔を見てほっとしました」とセクションリーダーの3人は1日を振り返ります。「球技大会で新入生が楽しそうにしていたのでよかったです」と村田さんは安心した様子。山下さんは「今回の経験で仲間をとりまとめる力がついた」と語ります。
「学内レストラン『LEAF GARDEN』の店長と何度も連絡を取り合ったことでコミュニケーション能力がつきました」と青木さん。
JCDの活動は、自分自身のキャリアアップはもちろん、自分のアイデアを実現する喜びやチームで一つのことを成し遂げる達成感を味わい、そして、それが企業や地域のへの貢献に繋がるという喜びがあります。ぜひプロジェクトに参加して様々な経験を積んでください。新入生が加入しJCDセンターは今後ますます進化していきます!