学内で異文化に触れて、新しい自分を発見 「第39回国際交流の夕べ」
2018.08.01
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広島工業大学では、海外に行かなくても国際交流できるイベントがあります。それは「国際交流の夕べ」。国際交流ボランティアの学生が主体となって企画・運営しています。
6月19日、イリノイ大学(アメリカ)とトリニティ・ウエスタン大学(カナダ)の留学生4人を招いて、本学学生を中心に合計32人が発表やゲームを通じて異文化交流を図りました。その様子をレポートします。
【留学生ゲスト】
●イリノイ大学(アメリカ)
モリー・フェイさん
ニコル・リマさん
●トリニティ・ウエスタン大学(カナダ)
エイドリアン・クレメンツさん
エイミー・エバンズさん
国際交流ボランティア学生の手島さんとナカノウチさんによる司会で交流スタート。英語と日本語で進行します。
"日本と海外の大学の違いは?"キャンパスライフ紹介
まずは留学生ゲストが、キャンパスライフの様子を発表しました。
最初の発表は、イリノイ大学(アメリカ)のモリーさんとニコルさん。2017年イリノイ大学に入学した新入生は、なんと47,826人。これは本学の全学生数の約10倍にあたります。
キャンパス内には、エイブラハム・リンカーン像があり、鼻に触れると縁起が良いとされているそうです。試験前にはよく学生が訪れて触っているというエピソードも教えてくれました。
続いてトリニティ・ウエスタン大学(カナダ)のエイドリアンさんとエイミーさんが発表。トリニティ・ウエスタン大学には、様々な人種の学生が在籍しており、多様性が特徴であることを紹介しました。また、教授が学生を家に招いたり、学生も教授の研究室を頻繁に訪ねたりと、教授と学生の仲の良さをアピールしました。
ニコルさん(左)とモリーさん(右)。「大学内には『モロープロッツ』というアメリカ最古の農業実験施設があります」
エイドリアンさん(左)とエイミーさん(右)。「授業は少人数クラスなので、一人ひとりが深い学びを得られます」
参加者は、普段なかなか知ることのできない話に興味津々。英語での発表を理解しようと、真剣に耳を傾けていました。
発表後は質問タイム。「週末はどうやって過ごしているの?」など、日常についての質問も出ました。
フリートークで、留学生と心の距離が縮まる
発表の後は、4グループに分かれて留学生ゲストと英語でフリートークを楽しみました。はじめは「何を話したらいいんだろう?」と戸惑う参加学生たち。しかし「趣味は何?」「好きな食べ物は?」と会話していくうちに、徐々に打ち解けて笑顔が増えていきました。
まずは自己紹介から。自分の英語が伝わるか少し不安な様子です。
「もっと話したいのに、言葉が出てこない」と悔しがる学生の姿も。国際交流は自分の英会話スキルを知る機会にもなります。
"連想する単語から、お題を当てろ!"伝言ゲーム
フリートークで参加者と留学生ゲストが打ち解けたところで、グループ対抗の伝言ゲームを行いました。出されたお題に対してグループのみんなが連想する言葉を解答者に伝えて、当ててもらうゲームです。たとえばお題が「Car(車)」ならDrive(運転)、Tire(タイヤ)などヒントを与え解答に導いていきます。優勝チームには豪華賞品がもらえることもあり、大いに盛り上がりました。
解答者にアイマスクをつけてもらってお題発表。「ちゃんと答えられるかな」とドキドキの様子。
みんなから聞いた単語をもとに考え中。Flower(花)、Japan(日本)、Pink(ピンク)...そうか、答えは「Cherry Blossoms(桜)」だ!
「残り2問は、解答をイラストで描いてください」と難易度がアップ。
なんと全問正解が3グループも!優勝争いはカナダのじゃんけんのかけ声「rock-paper-scissors」で勝負。
最後は参加者全員で記念撮影。素敵な交流の時間となりました。
学内にいながら、海外を身近に感じるチャンス
国際交流ボランティアの学生に話しを聞きました。
新庄美月さん(建築デザイン学科2年)
「海外留学や英会話スクールとなると金銭面や手続きの面でハードルが高くなりますが、『国際交流の夕べ』は学内で行われているので気軽に参加できるのが魅力です。今日はインターネットに載っていない海外のことを直接聞けたので、自分の世界が広がりました」
「初参加の学生は緊張しているので、話しやすい雰囲気作りを心がけました」と新庄さん。
広工大生は、とても優しくフレンドリー
留学生ゲストのモリーさんとエイミーさんに感想を聞きました。
「伝言ゲームでは、みんなで盛り上がることができて楽しかったです。広工大生から日本の日常について教えてもらい、今日はとても良い交流になりました」(モリーさん)
「日本人はシャイなイメージでしたけど、広工大生はみんな積極的に話しかけてくれました。広島の文化をたくさん学んで帰りたいです」(エイミーさん)
モリーさん(左)とエイミーさん(右)。「留学している間に、日本語をマスターしたい」と語ってくれました。
交流は和気あいあいとした雰囲気で進行し、参加者と留学生、お互いに学びある時間となりました。「国際交流の夕べ」は定期的に開催しており、本学の学生なら誰でも参加できます。海外に興味のある人、英語力を試したい人、これから留学を考えている人などはぜひ参加してみてください。