保護者様と教職員の交流の場 2018年度「教育懇談会」
2018.11.27
このニュースは、クローズされました
広島工業大学では保護者の方々を対象に毎年秋に教育懇談会を開催しています。これは、ご子女の学修状況や学生生活、さらには就職活動状況について教職員と直接情報を交換し、ご子女の学生生活をより有意義なものにすることを目的に実施しています。今年も四国や関西など10カ所で開き、多くの保護者の方々にご来場いただきました。今回は本学会場で行った様子をお伝えします。
午前11時、講義棟Nexus21の1階に学科別の受付ブースを設置し、保護者の方々をお出迎え。この日は321組の方々にご来場いただきました。
受付対応や会場誘導など、会をスムーズに進行できるよう学生スタッフが影で支えていました。
全体説明で教育・学生支援状況を報告
はじめに、デネブホールにて全体説明会を行いました。まず、鶴学長が7月の豪雨災害で被災された方へお見舞いを申し上げ「防災・減災、そして街づくりに貢献できる若者を教職員一丸となって育てていきます」と挨拶しました。続いて学務部長の川原教授が教育・学生支援の現状を説明。「HITポイント(※1)」や「HITチャレンジ制度(※2)」など、専門力に加え人間力を養う本学独自の制度を紹介しました。また工学系研究科長の永田教授が大学院進学状況を、就職部長の豊田教授が就職活動状況を報告しました。
※1 HITポイントとは...課外活動や資格取得など、自分の成長につながる行動をポイントとして付与し数値化。目標へ近づく自分を実感できる制度です。
※2 HITチャレンジ制度とは...「こんなことをやってみたい」という学生の意欲に応える独自の制度。学生自ら企画・立案を行い、採択された場合、活動費として最大50万円が助成されます。
「教職員と保護者様との有意義な情報交換の場となることを願っています」と鶴学長。
「ボランティアなどの課外活動にHITポイントを付与し、人間力を高める活動を積極的に推進しています」と川原教授。
永田教授が、データをもとに大学院への進学率や卒業後の生涯賃金について説明。
「売手市場とはいえ希望の就職を叶えるためには、企業が求める力を学生生活の中で養っていくことが重要」と豊田教授。
保護者様と教職員が昼食を交えながら、つながりを深める
全体説明会後、学科別に保護者の方々と教職員が一緒に昼食会を行いました。各テーブルでは笑顔が見られ、終始和やかな雰囲気。また、保護者の方同士で交流される姿もあり、広く親睦を深める場となりました。
ご子女からは聞くことが少ない学生生活の様子について、ざっくばらんに情報交換がなされました。
「自主性を育む教育制度や就職支援など、整った環境だと知ることができ、安心して子どもを任せられるなと感じました」と吉田裕貴さん(環境デザイン学科4年)のお母様
学科別に学びや就職状況について詳しく説明
昼食会後は、学科別に分かれ詳しい授業内容や進路の説明会を行いました。ここでは電気システム工学科の様子を紹介します。電気システム工学科ではエネルギー、コンピュータ、通信の3つを軸に、総合力を身につける学びを展開しています。学科主任の小西教授は「今の時代、電気分野はコンピュータ制御や通信と深く結びついており、幅広く知識や技術が必要とされている。本学ではスペシャリストとなれるよう"狭く、深く"ではなく"広く、深く"教育しています」と説明。また資格取得や成績指標、就職についても解説があり、保護者の皆さまは熱心に耳を傾けておられました。
電気システム工学科の内定状況を報告。最新情報が得られるのも教育懇談会ならでは。
近年は理工系学生の大学院進学が多く「大学院進学はもはや特殊ではない」ことも伝えられ、保護者の皆さまは少し驚かれた様子でした。
個人面談で保護者の皆さまとより近く、より深く。
最後に、ご子女について直接相談できる個人面談を実施しました。相談内容は成績や授業、課外活動の様子などさまざま。「家庭ではあまり学校のことを話さない」「自分の進路をどう考えているのか心配」といった悩みを持つご子女の保護者様にとっては貴重な機会となり、積極的にお話をされていました。
「子どもに無事内定が出ましたが、内定先でちゃんとやっていけるのか親としては不安でした。しかし先生から『目標に向かって計画的に取り組む学生なので社会に出ても大丈夫』と言葉をいただき安心しました」と大江礼二郎さん(電気システム工学科4年)のご両親。
「子どもが3年生でゼミ配属のことを気にしていたので、先生に伺いました。こうやって直接説明いただけるのはとてもいいですね」と甲斐大貴さん(電気システム工学科3年)のお母様。
教育懇談会は、本学の教職員にとっても保護者様のご意見を直接いただける貴重な機会となっています。ご多忙の中、ご参加いただいた保護者の皆様、そしてインタビューにご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げます。