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プログラミングで自在にロボットを動かせ JCDプログラミング教室

2018.11.14

このニュースは、クローズされました

AIやVRなど、急速に発展しているIT技術。2020年には小学校でプログラミング教育が必修化されることもあり「プログラミング」への注目は高まっています。女子学生キャリアデザインセンター(JCDセンター)では、子どもたちにプログラミングの面白さを知ってほしいと、毎年「プログラミング教室」を女子学生が主体となって企画・運営しています。今年は8月7日、8日の2日間開催しました。昨年までは、オンラインサイトでキャラクターを動かすプログラミングを学びましたが、今回は実際にロボットを動かす「ロボットプログラミング」に初挑戦。8月8日の午前の部で行われた様子をお伝えします。

会場である「三宅の森 Nexus21」10階の教室に続々と集まってくる参加小学生。迷わないよう女子学生が誘導。

会場である「三宅の森 Nexus21」10階の教室に続々と集まってくる参加小学生。迷わないよう女子学生が誘導。

教材は、子どもたちが楽しくわかりやすく学べるプログラミングロボット「mBot」を、1人1台ずつ用意。

教材は、子どもたちが楽しくわかりやすく学べるプログラミングロボット「mBot」を、1人1台ずつ用意。

プログラミングは、どんなものに使われている?
最初に、プログラミングが日常のどんな場面で使われているのか解説しました。子どもたちにわかりやすいよう、車や計算機、スマートフォン、ゲームなど身近なものを例に挙げ、「私たちの生活には、プログラミングを使った機器が欠かせません」と教えました。

「みんなが良く知っているゲームもプログラミングでできています。今日は楽しくプログラミングを体験してみましょう」と、リーダーの今田さん(知的情報システム学科2年)

「みんなが良く知っているゲームもプログラミングでできています。今日は楽しくプログラミングを体験してみましょう」と、リーダーの今田さん(知的情報システム学科2年)

続いて、プログラミングで動かすロボットのお面をつくります。ロボットに愛着が湧きプログラミングがもっと楽しくなります。

続いて、プログラミングで動かすロボットのお面をつくります。ロボットに愛着が湧きプログラミングがもっと楽しくなります。

お面を付けると自分だけのオリジナルロボットに変身。

お面を付けると自分だけのオリジナルロボットに変身。

プログラミングして、迷路をクリアせよ
さぁ、いよいよプログラミング開始です。ミッションはロボットにプログラミングで命令し、迷路をゴールすること。専用のアプリケーションをダウンロードしたタブレット端末を使って、進行方向や速度、動く秒数を指定し、コースからはみ出さないようにプログラミングしていきます。「直進が5秒、速度は速くして、次は右方向に0.5秒、その次は直進1秒...」と入力したら、実際にロボットを動かして検証。間違った動作は、プログラムを修正してゴールをめざします。

自分が積み上げたプログラミングでロボットが進み出すと「動いた!すごい!」と、子どもたちは大興奮。

自分が積み上げたプログラミングでロボットが進み出すと「動いた!すごい!」と、子どもたちは大興奮。

「2番目の直進が長すぎたから0.5秒短くしてみよう」と、プログラムを修正する様子。

「2番目の直進が長すぎたから0.5秒短くしてみよう」と、プログラムを修正する様子。

難易度アップ!複雑なプログラミングに挑戦
迷路をクリアした人は、さらに難しいコースに挑戦していきます。今度はカーブがあったり、ジグザグな道があったりと高度なプログラミングが求められます。子どもたちは、自分の思い通りにロボットを動かすため「どうしたらいいんだろう?」と頭を悩ませていました。学生たちは「時間を短くしてみたら」「速度を遅くするといいかも」と優しくアドバイスをしていました。何度も試行錯誤してプログラムを修正し、上手く動くと子どもたちに笑みがこぼれます。自分の力で課題をクリアし達成感を得られるところが、プログラミングの楽しさです。

プログラミングに慣れてきて夢中になる子どもたち。難しいプログラミングも、学生がマンツーマンでサポートしているから安心。

プログラミングに慣れてきて夢中になる子どもたち。難しいプログラミングも、学生がマンツーマンでサポートしているから安心。

迷路の他に、直進と回転を組み合わせたプログラミングで、10本のマジックペンを倒す「ロボットボーリング」にも挑戦。

迷路の他に、直進と回転を組み合わせたプログラミングで、10本のマジックペンを倒す「ロボットボーリング」にも挑戦。

最後は全員参加で「ロボットレース」を開催。

最後は全員参加で「ロボットレース」を開催。

参加者に感想を聞きました。
髙見桐生くん(4年生)
「今回プログラミング教室は、2回目の参加です。前回はパソコン上でのプログラミングだったけど、今回は実際にロボットを自分のプログラミングで動かせたのが楽しかったです」
丹下日奈子さん(4年生)
「初めての参加だったので、最初は難しかったです。でも大学生のお姉さんたちがプログラミングを優しく教えてくれたので、とても楽しかったです」

「マジックペンを倒すロボットボーリングが一番面白かった。次はもっと難しいプログラミングができるようになりたい」と髙見くん。

「マジックペンを倒すロボットボーリングが一番面白かった。次はもっと難しいプログラミングができるようになりたい」と髙見くん。

ロボットに「ペンちゃん」と名付けるほど、楽しくプログラミングを体験した丹下さん。「また参加したい!」と話してくれました。

ロボットに「ペンちゃん」と名付けるほど、楽しくプログラミングを体験した丹下さん。「また参加したい!」と話してくれました。

進行中にも新しいアイデアを取り入れ、より楽しい企画に
プロジェクトリーダーの今田悠月さん(知的情報システム学科2年)に話を聞きました。
「この日までに約1ヵ月かけて準備をしてきました。7月はテストがあり、メンバーのテスト勉強の負担を考えて役割分担することに苦労しましたが、良い経験になりました。ロボットを動かすプログラミングは初の試みだったので、当日は私たちも試行錯誤しながらの進行でした。たとえば「ロボットボーリング」は当初の計画にはなく、進行中に思いついたアイデア。メンバーが臨機応変に対応してくれました。子どもたちにも好評で、より楽しい『プログラミング教室』となりました。

「子どもたちが笑顔いっぱいで楽しんでくれたことが、一番の喜びです」とリーダーの今田さん。

「子どもたちが笑顔いっぱいで楽しんでくれたことが、一番の喜びです」とリーダーの今田さん。

最後は参加小学生と女子学生みんなで記念撮影。

最後は参加小学生と女子学生みんなで記念撮影。

次回の「ロボットプログラミング教室」は冬に開催予定です。今回の経験をもとにブラッシュアップを図り、子どもたちがもっと楽しめるよう、メンバーで一致団結して準備を進めていきます。たくさんのご参加をお待ちしています。

JCDセンター