学生が設計した飛沫防止パーティションを食堂に設置
2020.10.27
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学生が設計した飛散防止パーティションが、食堂「LEAF GARDEN」に設置されました。8月17日に行われた「コロナ対策パーティション・デザインコンペ」のプレゼンテーションで選ばれたデザイン案をもとに、実際の施工まで学生たちが取り組みました。
参加したのは、建築デザイン学科の知識と技術を身につけている3、4年生27人が集まりました。プレゼンテーション後、試作モデルから強度や安全性を見直し設計や材料を変更するなどブラッシュアップを行いました。
普段の授業と違い実際に使う人の利便性や食堂で過ごすときの気持ちなどを深く考えイメージしながら制作にあたったことが、設計を志している学生たちにとっては新たな経験になりました。
食堂への設置も学生の手で
破損しないように慎重に設置
プロジェクトリーダーを務めた豊田さん
建築デザイン学科4年豊田健心さんは「学長はじめ大学関係者やメディアの前でプレゼンをしたことは、貴重な経験になりました。コロナ禍で思うような活動ができない学生も多く、大学生活に対するモチベーションも下がり気味な傾向があります。withコロナのキャンパス生活を充実させるたに行われた今回の試みは、ただ学生が作ったということ以上の魅力があると思います」と話してくれました。
アクリルで仕切ることでお互いの顔が見える設計に
今回制作した木製のパネルは、6人掛けテーブル9台分。制作にあたった学生は、施工に苦労したそうです。試作品から完成品まで検討を重ねることで見えた課題も多く、ただ図面を描くだけでない深い学びを学生にもたらしました。
実際に使用する姿を想像する制作メンバー
自分たちで手を動かし協力しながら作り上げたので、完成した喜びはひとしお。これから実際に食堂で、様々な人々が使う姿を見ることもこれからの喜びになると制作メンバーは楽しみにしています。