広島工業大学

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オンラインによるリーダーシップ養成講座を開催

2020.12.09

このニュースは、クローズされました

本学では、一定の専門的学力と人間力を積み上げた学生を「発展トラック」と認定し、一歩進んだ学びの機会を提供しています。
その一環として11月7日(土)、オンラインによる【リーダーシップ養成講座】を開催し、2~4年の学生29人が参加しました。この講座のねらいは今後の大学生活をより充実したものにすることです。そして将来のキャリアや就職を考える上でも大切な、「自分のことをより深く知ること」「他人のことを深く理解すること」「チームワークとは何かを体験すること」の3つのことを考えるきっかけにしています。

開催に先立ち、「リーダーシップとは自ら率先するために必要な能力で、社会人全員が習得しておくべき」と工学部長・久保川淳司教授が挨拶。

開催に先立ち、「リーダーシップとは自ら率先するために必要な能力で、社会人全員が習得しておくべき」と工学部長・久保川淳司教授が挨拶。

学生たちは5~6人のグループに分かれ課題に取り組みます。最初のテーマは「リーダーシップについて」
リーダーシップに関する4つの設問に学生たちが回答。その後、回答をグループ内で共有し、意見を述べ合ってグループの統一見解を導き出すのです。
「他者と意見がぶつかる中、どう合意形成していくか。そのプロセスを体験してください」
川崎氏の呼びかけで、プログラムがスタート。
「自分の力を高めていけば、リーダーシップは発揮できるようになると思う」
「でも時には相談相手も必要じゃない?」
初対面だったことも忘れ、学生たちは自然に打ち解けながら議論を進めました。

リーダーシップについての4つの問い。それぞれの選択肢を選び、選んだ理由も含めてチーム内で共有。

リーダーシップについての4つの問い。それぞれの選択肢を選び、選んだ理由も含めてチーム内で共有。

「意見を合わせることは難しいと感じた」と情報工学科・岡本聖美さん。

「意見を合わせることは難しいと感じた」と情報工学科・岡本聖美さん。

次のテーマは「私の価値観」です。川崎さんは学生たちに
「価値観とは物の考え方や判断基準のことで、人それぞれで違うもの。そうした他者との違いを受け入れる体験をしてみましょう」
と、セッションの目的を示しました。
"お金""健康""正義""他人に認められること"など用意された8つの項目に、学生たちは順位を付けます。その後、順位と理由をグループ内で共有し合うのです。
「私は"健康"」「僕は"認められること"」など自由に発表していましたが、他のメンバーの意見を聞くうち、「自分の発想は浅かった」と順位を変更する人も出てきました。
「自分の価値観を人に分かってもらうのは難しいと実感した」
など、学生たちは新たな気づきを得たようです。

上記8つの「価値観」をランク付け。理由も含め、チーム内で共有。

上記8つの「価値観」をランク付け。理由も含め、チーム内で共有。

「メンバーの視点が自分と違っていて勉強になった」と情報工学科・黒谷育史さん。

「メンバーの視点が自分と違っていて勉強になった」と情報工学科・黒谷育史さん。

最後に機械システム工学科・宗澤良臣教授が、
「知らない者同士が意見交換を通じ、理解を深め合うというプロセスを大事にしてほしい」
と総括し、講座は終了しました。

「この経験を今後に活かし、周囲の人々を引っ張る存在になることを期待します」と機械システム工学科・宗澤良臣教授

「この経験を今後に活かし、周囲の人々を引っ張る存在になることを期待します」と機械システム工学科・宗澤良臣教授

今回の講座を通して、自分を理解し、そして他者を理解することで、コミュニケーション力やリーダーシップ力のアップが出来たのではないでしょうか。