学科の学びへの理解を深め、学生間や教職員とのコミュニケーションを図る~新入生オリエンテーションゼミナール 食品生命科学科・情報工学科
2021.04.28
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4月16日、17日に全学部の12学科で、「新入生オリエンテーションゼミナール(オリ・ゼミ)」を実施しました。オリ・ゼミは学部・学科への理解を深め、学生間や教職員とのコミュニケーションを図ること。大学生としての自覚を持ち、協調性と自発的に活動する姿勢を学ぶことを目的としています。今回は、食品生命科学科と情報工学科のオリ・ゼミの様子をお伝えします。
食品生命科学科では、午前は施設の位置や名称を覚えるために学内を探索。午後からは、食品加工室と学生実験室でコーヒーの焙煎・抽出を体験しました。その後、自分たちで焙煎・抽出したコーヒーを飲みながら、共通の課題を解決するチームビルディング活動を行いました。
食品の保存(保温)方法を意識して欲しいと、学生にステンレス製真空二重構造保温ボトルを用意
コーヒーの風味は焙煎度合いでも変わる。浅煎りから深煎りまでの8段階を説明
先輩学生の指導の元、生豆からの焙煎に初挑戦
焙煎したコーヒー豆を挽いて粉にしたものを充分に蒸らして、ハンドドリップでコーヒーを抽出
「HIT基礎実践でコーヒーの焙煎実習を予定しています。その導入として体験してもらいました」と実行委員の長﨑浩爾教授
「友達ができるか不安だったが、オリ・ゼミで話せる人が増えて嬉しい」と話す石田さん(広島観音高等学校出身)、「コーヒーの焙煎は初体験。珈琲の皮を取るのに苦労した」と川岡さん(美鈴が丘高等学校出身)
情報工学科では、(株)ラーニングバリュー社から講師を招き、一日を通して同社のプログラム「自己の探求」に取り組みました。実社会では、答えが決まっていない課題に対して仲間とともに協働し、試行錯誤しながら主体的に取り組む実践的行動力が求められています。そのために欠かせないコミュニケーション能力を上げることを目的に、このプログラムは毎年、同科のオリ・ゼミの題材に用いています。この日はチューターグループに分かれ、自分を探求する1日を過ごしました。
午前は自分を紹介、午後はチームで課題を解決するメニューを体験
約10名1チームのチューター制度を導入し、学生生活を支援
各人が持つカードに書かれた情報を出し合いながら課題を解決する
課題を通じて得た気付きをシェア。お互いが持つ情報を共有することは、研究課題に取り組むときに欠かせないスキルと教わる
講座の締めくくりに、それぞれの長所とアドバイスが書かれたメモを交換する加田さん
この春から一人暮らしを始めた加田さん(広島県立豊田高等学校出身)は、「自分を知る良い機会になった。これからもコミュニケーション能力をあげていきたい」と話してくれました。
また、担当した中島亨輔講師は、「オリ・ゼミを通じて学生同士が打ち解けるので、その後の授業にも活気がでる」と語りました。
オリ・ゼミで交流を深め、入学の緊張もほぐれた学生たち。
これから本格的に学生活が始まります。本学ではさまざまな行事を通して、学生たちをサポートしていきます。