JCD「こだわりルームプロジェクト」中国建築文化賞を受賞。表彰式で講演を行いました
2021.06.09
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広島工業大学女子学生キャリアデザインセンター(以下:JCDセンター)の「こだわりルームプロジェクト」が、日本建築学会中国支部建築文化賞「人物・団体部門」で選ばれました。本プロジェクトは、島根不動産(株)の協力のもと女子学生がワンルームマンションのリフォームを提案し、実際に賃貸に出すという産学連携のプロジェクトです。同賞の表彰式と受賞者による講演会がオンラインで開催され、JCDセンターを代表して建築工学科3年の和左田さん(聖カタリナ学園高等学校出身/愛媛県) と島根不動産(株)の髙山社長が登壇しました。
同賞は中国地方の建築文化の発展に貢献した活動を顕彰するため2004年に創設。
こだわりルームプロジェクトは2011年度に女子学生3人でスタート。10年目を迎える2021年度は40名を超える学生が参加予定
講演会の前半は、髙山社長がプロジェクト発足時の思いや、6回目までの経緯を説明。後半は和左田さんが活動を通じて得たことや、後輩に託したい思いなどを伝えました。同プロジェクトの7回目と8回目に参加した和左田さんは、8回目でチームリーダーを務め最優秀賞を受賞しました。
2020年度は新型コロナウィルス感染対策もあり、制限された活動の中でも工夫を凝らした
実際の物件をリフォームすることは、授業ではできない貴重な経験に。座学だけではわからない多くの学びを得た
佐伯区で55年不動産業を営む島根不動産(株)の髙山社長
「10年間続けてきた活動が評価されたことがとてもうれしい。この活動は大学と私たちだけではできず、企画に共感して部屋を提供してくれる家主の存在が欠かせません。まさに大学と企業、地域が一体になり実現するもので、地域と共にある大学、企業だからこそできること。これからも続けていきたい」と髙山社長は受賞の喜びを語っていました。
1年生から同プロジェクトに参加し、今年度のJCDセンター幹事長も務める和左田さん
「学生のうちにこのような賞をもらい、素晴らしい経験が出来たことをうれしく思います。この活動は、大学の授業では体験できない実際の物件の施工や、学科学年を超えた交流など、学べることが多いので、多くの人に体験してほしい」と和左田さんは後輩へのアドバイスを送りました。
本学では地域や企業と連携し、これからも学生が大学の枠を超えた学びと得られる環境づくりをめざします。