2年ぶりの開催!学生たちが企画運営する音楽イベント「第56回定期演奏会」
2021.07.29
このニュースは、クローズされました
「第56回定期演奏会」が、デネブホール(三宅の森 Nexus21)で開催されました。このイベントは、学生が自主的に活動する学生自治会文化局が主体となり企画から運営まで行うもので、本学の音楽系サークル6団体が日頃の練習の成果を発表しました。
トップバッターを務めたのは、吹奏楽部。続いて和太鼓サークル鼓遊会、グリークラブ、軽音楽、ロック部及びフォークソング部が熱いステージを繰り広げました。
華やかな演奏で会場を盛り上げた吹奏楽部。約35人いるメンバーのうち、大学に入ってから楽器を始めた人も
声だけで楽曲を奏でるグリークラブ。息の合った演奏で観客を魅了
ジャズを中心に演奏する軽音楽部。今年は3年生が指導し1、2年生のみが演奏するという初の試みに挑戦
オープニングとエンディングにはスライドショーを用意。大型スクリーンに映し出される迫力ある映像で、会場を盛り上げる
今年で56回目を迎えた伝統あるイベントですが、昨年は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、やむを得ず中止に。2年ぶりの開催となる今年は、「Restart」をテーマに学生たちは安心・安全に演奏会が実行できるよう念入りに準備を進めました。
在学生・職員のみが参加できる学内限定イベントに変更し、入口で学生証を登録し参加者を把握。マスクの着用や消毒など個人ができる感染対策の徹底だけでなく、入退場の移動が一方通行になるように導線を引き、密を回避するなど学生たちが知恵を絞り工夫を凝らしました。
入り口での検温、手指の消毒は必ず済ませてから会場へ
観客席も1席ごと空けてソーシャルディスタンスを確保。休憩時間は換気も行った
活動が制限される中、部員が増えない・練習もできないなど苦悩する団体も多い。できる範囲で練習や活動を積み重ねてきた
「当たり前にできていたことは当たり前ではない」と演奏を披露できることに改めて喜びや感謝を感じる学生も
最後は学生自治会文化局 定期演奏会実行委員長 金舛さん(広島県立安芸府中高等学校出身/広島県)の挨拶で締めくくられました。
金舛さんは文化局に入って3年目。裏方から舞台を支える経験がしたいと実行委員長に立候補した
演奏会終了後に金舛さんは「直前の緊急事態宣言発令により度重なる変更が生じたり、十分な打ち合わせができなかったり、大変なこともありました。不確定要素が多い状況下での決断には勇気もいりましたが、大きなトラブルもなくスムーズに開催できたことに達成感を感じています。この経験ができたことは、私の財産になります」と話してくれました。
各音楽系サークルも活動をとりまく状況を判断しながら、「今できる活動」に注力しています。また地域の方にも学生の演奏を楽しんでいただける日を待ち望んでいます。