JCDセンターが「第7回女性技術者育成功労賞」を受賞しました
2021.09.28
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女子学生のキャリアアップをサポートする広島工業大学女子学生キャリアデザインセンター(以下:JCDセンター)が、一般社団法人技術同友会が主催する「第7回女性技術者育成功労賞」を受賞しました。2007年のJCDセンターを立ち上げ以来、15年にわたる功績が認められ、このたびの受賞につながりました。同賞に大学の活動が選ばれるのは初めてのことです。
授賞式は会場参加とオンラインのハイブリッド形式で開催
表彰されたのは、JCDセンターを代表して、元センター長の福田由美子、杉田洋、角川幸治、川上善嗣の4名。授賞理由には、活動プログラムを構築してきたこと、企業や地域との連携など将来の女性技術者の育成に資する活動を継続していること、女子学生の社会実践力の育成に加え、キャリア形成や就業支援等のプロセスを明確化していること、工夫ある取り組みの結果、女子学生比率の大幅な向上と女子学生技術者の就職率向上に大きく貢献していることなどが挙げられました。
受賞者には賞状とトロフィーが送られた
4名を代表して角川元センター長が表彰式に参列。「今から15年前に、女子学生の感性を生かした技術やスキルが必要になる時代が必ずくる、それに応えられる女子学生を世に輩出していこうとJCDセンターは設立されました。これからも当初の思いを引継ぎながら時代の流れに合わせた教育を施し、世に役立つ女子学生を輩出して、女性技術者の活躍に貢献していきたい」と受賞の喜びを語りました。
表彰式に参列した角川元センター長。4代目センター長を務めた
一般社団法人技術同友会は科学技術の振興及び社会経済の発展に寄与することを目的に活動している団体です。「女性技術者育成功労賞」は2014年から同会のダイバーシティー推進委員会が実施し、女性技術者や研究者の育成において、顕著な成果を上げた個人等の功績をたたえるもの。第7回目の今年は、内閣府男女共同参画局、経済産業省、厚生労働省、国土交通省の後援も受け実施されました。
表彰式に参列した内閣府 男女共同参画局長の林氏は来賓祝辞のなかで、「科学技術分野における男女共同参画の現状は諸外国と比較すると著しく低い状況にある」と説明。その背景として特に顕著なのは理工系に進む女子学生の割合の低さがあるとし、同局でも科学技術分野に進む女性人材の裾野を広げることに注力すると話されていました。
本学でも一層、女子学生の支援に努めてまいります。