広島工大の学びを体験!オープンキャンパス開催~後編・情報学部・環境学部・生命学部~
2021.09.29
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前編に引き続き、8月22日(日)に開催したオープンキャンパスの様子をご紹介します。前編は工学部でしたが、後編は情報学部・環境学部・生命学部を紹介します。
最新情報技術を応用し、情報社会から超スマート社会への変革を担う技術者を育成
【情報工学科】
「感染しても被害を受けないマルウェアワクチンの開発」
(SDGs目標9: 産業と技術革新緒基盤をつくろう)
情報社会の脅威である「マルウェア」は日々進化し続けており、感染を防ぐ対策とのいたちごっこを繰り返しています。マルウェアの特性を逆手にとり、万が一マルウェアに感染しても自由な活動を妨げて被害を防止するワクチン技術を紹介しました。
ワクチン技術の向上は、情報社会の安全を守るために欠かせない
情報を利活用し、社会的価値を創造する技術者を育成
【情報コミュニケーション学科】
「外出気分を満喫! 没入感メディアによる疑似外出体験システム」
(SDGs目標9: 産業と技術革新の基盤をつくろう)
高齢化に伴い徘徊で行方不明になる方が増えています。徘徊には目的地があるといわれ、その目的が達成されると徘徊はなくなることが分かっています。この研究では、高精細なディスプレイに囲まれると、映像の世界に入り込んでいくような感覚を持つ現象を応用。利用者の視野を16枚の高精細ディスプレイで覆い、電動車椅子型で疑似外出体験を提供するなど、徘徊を防ぐ効果について研究をしています。
手元のコントローラーの操作に合わせて、自分で進んでいるかのように画面が動く
生活の質と心豊かな居住環境を総合的にプロデュースできる建築の専門家をめざす
【建築デザイン学科】
「デザイン総選挙!1年生制作ベンチの展示と投票」
(SDGs目標15:陸の豊かさも守ろう)
完成したベンチを展示。来場者は気に入った作品に投票し、人気作品を決める
地球環境問題に結びつく観測・分析・評価・計画ができる実践力を養う
【地球環境学科】
「広島工大のミニ気象台?」
(SDGs:目標13:気候変動に具体的な対策を)
時には他学科の研究に、ここで観測した気象データが活用されることも
医療機器の安全を担保する工学的な専門知識を持つ「臨床工学技士」を養成
【生体医工学科】
「医療機器?!を作って持って帰ろう」
(SDGs目標3:すべての人に健康と福祉を)
血液が心臓から送り出されて、ある部分に到達するまでの時間を測定することで、血管年齢を推測できます。ここでは、血管に起こる変化を測定する回路を作成しました。医療操作を受けもつ臨床工学士。十分な保守管理には回路を読み取るための基礎知識が必要です。電気・電子・機械・情報などの工学の知識を学べるのは、工学系の大学である本学ならではともいえます。
手順については学生が指導。早い人だと10分ほどで完成させた
「応用生物分野」と「食品製造分野」2つの専門分野のスペシャリストを育成
【食品生命科学科】
(SDGs目標2:飢餓をゼロに)
「細胞と分子のふるまいを体感しよう!応用生物分野の研究紹介」
「応用生物分野」の展示では、二枚貝にとっては毒なる「赤潮プランクトン」の研究や、脳神経系からみた飲酒と食行動の関連性の研究についてパネルを用いて紹介しました。漁業被害を引き起こす「赤潮プランクトン」の発生メカニズムや、その毒が持つ構造を科学的に分析する研究なども行われています。
「混ぜると光る化学反応」として、犯罪捜査で用いられるルミノール反応を体験
100のプログラムが用意された今回のオープンキャンパス。広い大学構内を効率よく回れるようにと学内を循環するバスが走りました。
バス停は学内4カ所に設置。多くの参加者が利用した
Nexus21では、「なんでも大相談会」を開催。入試や学費・奨学金、留学、就職など入学から卒業するまでの学生生活に関する疑問に学生や職員が答えました。
入試について相談。積極的に質問する姿がみられた
利用後にはしっかりと消毒をし、感染対策も万全に相談を行った
コロナで海外留学が難しい中、本学ではオンラインを使った留学なども企画
女子学生をサポートするJCDのブースでは、女子学生が質問に答える
足元の悪いなか、たくさんの高校生や保護者の方にご参加いただきありがとうございました。ほんの一部の紹介でしたが、広島工業大学について知ってもらえたのではないでしょうか。
本学で皆さんと共に学べるのを楽しみにしています。