推し、萌ゆ~好きなものを広めよう~ビブリオバトル2021
2022.01.21
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学生が自分のお薦めの1冊をプレゼンテーションするビブリオバトルが、三宅の森Nexus21講義棟の10階にあるスカイテリアで開催されました。
今年は5人の学生が挑戦。それぞれの「推し」について熱く語りました。
60人を超える人が観戦に駆けつけた
ビブリオバトルは、発表者がプレゼンテーションする書評を聞いて、「一番関心を持った本」を観覧者が投票で決める書評合戦。本学のビブリオバトルでは、本だけでなくCDやDVDにも対象を広げ紹介しています。発表者の持ち時間は5分、トークと身振りだけでプレゼンテーションを行います。
今年の覇者、吉田さん。「『伝わる資料』デザイン・テクニック」を紹介。伝え方のテクニックを活用することは人生を変えるヒントになると力説
垰さん(広島県立広島国泰寺高等学校出身/広島県)は、絵本の名作「ふたりはともだち」を紹介。改めて絵本を読み返すと、この年齢だからこそわかる新たな気付きがあると勧める
ユニークな著者の考え方で、コロナ禍で不安を抱える人は楽になれるのではと「頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ」を紹介した近藤さん(広島県立広島井口高等学校出身/広島県)
投票は観客のスマートフォンで。QRコードを読み取りアンケートに回答する
高校時代にもビブリオバトルに出場したことがあるという茨木さん(大分県立大分工業高等学校出身/大分県)。
「準備の時間が足りず十分に伝えられず残念だったが、良い経験になりました。いろいろな人の発表が聞けたのも良かった」と話し、来年出場する人にはしっかり準備をとアドバイスをくれました。
茨木さんは「超ヤバい話―地球・人間・エネルギーの危機と未来」を紹介
大学生になってから音楽を聴くようになった鶴田さん(鹿児島県立鹿屋高等学校出身/鹿児島県)は、BUMP OF CHICKENのアルバム「COSMONAUT」を紹介。
「短い歌詞に込められた思いを深く読み解いてみようとアルバムを選びました。1週間ほどじっくりと歌詞の意味を考えたのですが、その時間が有意義でした」と話してくれました。
普段あまり聞かない曲をあえて選び、その歌に込められた思いを熟考したという
5分間という短い時間にそれぞれ工夫を凝らし、その本の魅力を十分に伝える熱戦が繰り広げられました。図書館長の本多准教授(情報工学科)は「人前で話すということだけでも素晴らしいこと」と発表者を労い、「来年もたくさんの学生に挑戦して欲しい」と締めくくりました。
図書館長の本多准教授と、優勝した吉田さんを中心に発表者全員で記念撮影
観客席にいた学生にも、書籍との新たな出会いになれば幸いです。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。