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広島工業大学では、学生が海外の文化に触れて視野を広げてもらいたいと、年に4回「異文化交流会」を開催しています。今年度最後の異文化交流会はオンラインで開催しました。ゲストには広島大学に通う留学生のKim Kyoung Jo（キム・キョンジョ）さんを迎え、キムさんの母国である韓国の文化について教えてもらいました。

毎年1月に行われる交流会では、各国のお正月事情について教えてもらう

広島大学工学部 4年次のキムさんが、日本に留学してきたのは2015年のこと。それまでもインドの小学校に3年、ロシアの中学校に3年留学した経験があり、韓国語、英語、ロシア語、日本語の4カ国語を話すそうです。

大学4年間のカリキュラムを終え、来春からは東京大学大学院へ進学するキムさん

この日も流暢な日本語で、韓国のドラマのこと、音楽のこと、料理や観光地など韓国文化を紹介。ほかにもキムさんが体験した韓国での大学生活や、日本留学中に迎えた兵役のこと、日本留学中の思い出など盛りだくさんに話してくれました。

初めにデータをもとに韓国について説明

「好きな韓国料理は？」の問いかけに、チャットにはたくさんの返信が寄せられた

キムさんの故郷は慶州。京都のように歴史がありお寺も多いのだとか

韓国の大学祭はとっても賑やか。「日本はおとなしくて驚いた」とキムさん

兵役を経験し「当たり前と思う日常は、誰かにとっては贅沢」と感じるようになったと話す

日本ではテレビの取材を受けたり、コンテストに挑戦したり、何事にも積極的に取り組んでいる

キムさんは「韓国に行ったことのある人は、どこにいったか教えて」や「見たことのある韓国ドラマは？」など、チャットを使ったコミュニケーションをとりながら話を進め、参加した学生も積極的に答えていました。

その後の質疑応答では、「韓国男性は美容に興味がある？」「勉強の頑張り方を教えて欲しい」「どうして大学院への進学を選んだのか」「キムさんの好きな言葉は？」など、たくさんの質問が寄せられ、ひとつずつ丁寧に返答をしてくれました。

当日の司会進行を担当した川原さん（近畿大学附属広島高等学校・中学校 福山校出身／広島県）

参加した川原さんは、「さまざまな角度から韓国について知ることができて楽しかった。お正月には韓国にもお年玉があることに親近感がわきました。韓国に兵役があることは有名ですが実際に経験した人の話を聞けたことは、とても勉強になりました」と交流会の感想を話してくれました。

ご自身の体験談を交えた話は、学生たちにとってもとても興味深いものだったようです。本学では学生が異文化に触れグローバルな視野を持てるよう、さまざまな機会を提供していきます。