JCDセンターの活動について、女性技術者活躍を推進するシンポジウムで発表しました
2022.03.17
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女性技術者活躍を推進支援するシンポジウム『SDGs達成に向けた女性技術者のエンパワメントの「鍵」』が開催され、女子学生キャリアデザインセンター(以下:JCDセンター)元センター長である食品生命科学科の角川教授がパネリストとして登壇しました。
同シンポジウムは、女性技術者が活躍の場を広げ企業の成長を促すために、一般社団法人技術者同友会が主催し開かれたもの。第二部のパネルディスカッションでは角川教授のほか、経営幹部や管理職に登用された女性技術者が登壇。角川教授は、女性技術者を輩出する大学として女子学生のキャリアアップ支援に取り組むJCDセンターの活動を紹介しました。
本学はJCDセンターの活動が評価され、歴代センター長4人が「第7回女性技術者育成功労賞」を受賞した
角川教授は2007年のJCDセンター設立時に、担当教員として活動に参加。2014年からは4年間センター長を務め、15年3カ月にわたりJCDセンターの活動に関わりました。
パネリストとして登壇する元JCDセンター長の角川教授
JCDセンターの活動は本学の女子学生増加に大きく貢献している
JCDセンター設立のきっかけとなったのは、男子学生に比べて女子学生の内定率が低いことや、男性中心の社会で女性技術者の待遇など現実を知った女子学生のモチベーションが下がる傾向にあったことです。
本学では、女性技術者を受け入れる社会環境の構築には大学からの働きかけがもっと必要であると考え、就職部(現:教学支援部)とは別に女子学生に特化した支援を行う組織としてJCDセンターを設立。文部科学省の学生支援GPに採択されたのを機に、女性の働く環境について考えるシンポジウムや広島県内の女子学生を対象とした就活応援セミナーなどをこれまで開催してきました。
さまざまな活動の効果もあり、ここ数年は女子学生の内定率は男子学生を上回っている
また就職支援だけでなく女子学生のモチベーションを維持するため、大学の学びが将来の進路にどのように影響するかを意識できる活動を支援。企業とコラボした商品開発など学生の「やりたい」を実現し、女子学生の社会実践力を養ってきました。
現在JCDセンターには個性豊かな12のプロジェクトがある
多様性のある社会の実現をめざす中、女性技術者が活躍する絶対数が少ない状況があり、その原因の一つとして、理工系大学生の女性比率が低い水準にあることがあげられます。本学ではこれからも将来の女性技術者を育成する機関として、女子学生の支援に力を入れていきます。