広島工業大学

  1. 大学紹介
  2. 学部・大学院
  3. キャンパスライフ
  4. 就職・資格
  5. イベント情報
  6. SNS一覧
  7. 施設紹介
  8. 2024年度以前入学生の学部・学科はこちら→

広島工業大学

学生の意欲と発想はどんな成果を生んだか?「HITチャレンジ」結果報告会~後編

2022.04.02

このニュースは、クローズされました

学生の意欲の実現をサポートする「HITチャレンジ(学生自主企画プログラム)制度」。その結果報告会が開催されました。今回は<ボランティア部門>4件の報告を紹介します。

地域に貢献するさまざまな活動に取り組みました

地域に貢献するさまざまな活動に取り組みました

審査員の先生方が見守る中、成果を発表

審査員の先生方が見守る中、成果を発表

八千代校舎周辺山城の保存貢献
建築屋たち

安芸高田市・八千代湖周辺を対象に、間伐材を活用してベンチなどを製作。地元の人々や観光客に利用してもらうことをめざします。
7月に学内で製作したベンチを現地に搬送。地元の人々からは「使い勝手が良い」「ゆっくり景色を楽しめる」といった声があがりました。また地元の方々にチェーンソーの使用法を学び、間伐体験もさせてもらいました。伐採した原木は、次のベンチの材料となります。
その他、豪雨で流れ込んだ土砂の撤去や桜の植林、ツリーハウスのデザイン提案など、地域保全に関わる様々な活動を行った、とのことです。

建築工学科の学生100人が参加

建築工学科の学生100人が参加

原木を学内に持ち込み、ベンチに加工

原木を学内に持ち込み、ベンチに加工

高校生に工業系の仕事の魅力を伝える!
Career Project for Engineering

高校1・2年生に、工業系の仕事が体験できるワークショップを提供。進路選択の参考にしてもらうことを狙いとします。高校との交渉も学生自身で行い、計6校で実施。参加高校生は合計159名に及びました。
学生たちは、電気・機械・建築・食品・情報・ものづくりの6分野でプログラムを作成し、ワークショップを実施。「新製品を開発」「パズルゲームをプログラム」などのテーマに、高校生はみんな熱心に取り組みました。結果、95%以上が「内容に満足」と回答。高校教員からも「来年もぜひ」との声が多かった、と学生たちは胸を張ります。

工学部・情報学部・生命学部7学科の学生14人が参加

工学部・情報学部・生命学部7学科の学生14人が参加

高校でのワークショップで実際に使用した材料

高校でのワークショップで実際に使用した材料

酒造に関する水質保全
西条水質調査隊2021

東広島市西条町は日本酒醸造が盛んですが、その源泉は"奇跡の地下水"と呼ばれる龍王山の伏流水にあります。そこで西条の酒蔵を訪ね、継続的な水質検査を行っています。
酒蔵6社の井戸水を持ち帰り、細菌・硬度・各種イオンなど6項目について、4ヶ月連続で検査を実施。結果、2019年度と比較して大きな変化がなく、水質は保全されていることを確認しました。
併せて、硬度の最も高かった水でパンを製造。もちもちしたパンができたため、今後は他の地下水でもパンを作り、味や食感の違いを比較したい、と意欲を語っていました。

食品生命科学科の学生16人が参加

食品生命科学科の学生16人が参加

"奇跡の地下水"でパンづくりにも挑戦

"奇跡の地下水"でパンづくりにも挑戦

学生防災士による地域連携を踏まえた防災・減災力向上をめざした活動
広島工業大学学生防災士会

自然災害が増加している昨今。防災士の資格を取得した、または取得をめざす学生で自主防災チームを結成。災害ボランティアに参加したり、3Dハザードマップを制作するなどの活動を通じ、地域の防災・減災力向上に貢献しました。
豪雨災害にあった河内地区に災害ボランティアとして参加。土砂撤去や荷物の運び出しを行うとともに、地域の方々と協議会を開催し連携を確認しました。
また地形模型を使った3Dハザードマップの作成や、IoTを活用した避難所の運営システムなど、多面的に展開。防災・減災に関する環境整備ができた、と活動実績を報告しました。

工学部・環境学部4学科の学生13人が参加

工学部・環境学部4学科の学生13人が参加

3Dでハザードマップを作成。危険箇所がよりわかりやすくなりました

3Dでハザードマップを作成。危険箇所がよりわかりやすくなりました

最後に、学生・教務センター長の吉田憲司教授が
「コロナ禍で苦労は多かったと思いますが、想定外の事態に直面しても、何とか工夫して成果に結びつけた経験が、みなさんの社会実践力を大きく高めたと思います」
と総括し、報告会は終了しました。

各プログラムに対し、先生方から質問やアドバイスが飛び交いました

各プログラムに対し、先生方から質問やアドバイスが飛び交いました

「各団体ともよくがんばって成果に結びつけてくれた」と吉田教授

「各団体ともよくがんばって成果に結びつけてくれた」と吉田教授

知恵とチームワークで困難を乗り越え、達成感を味わった各プログラムのメンバーたち。先輩の成果を受け継ぎ、大きく発展させるチームもあるでしょう。あるいは、過去になかった全く新たな目標を掲げるチームが生まれるかもしれません。
次のHITチャレンジはもう始まっています。今後も、学生たちの自主性が生み出す価値にご期待ください。