「仕事と人生」について卒業生が学生に語る~生命学部生体医工学科
2022.06.13
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生命学部 生体医工学科1年次の「自校教育論」の授業で、同学科卒業生の有田さん(広島県立安芸府中高等学校出身/広島県)と茅野さん(崇徳高等学校出身/広島県)を招き「仕事と人生」をテーマにお話をしていただきました。
有田さんは2016年度、茅野さんは2017年度の卒業生
はじめに、因島総合病院で臨床工学技士として働く有田さんが、講演をしました。有田さんは2013年に本学の生体医工学科に2期生として入学、3年次の夏に第2種ME技術実力検定試験に合格、2017年に国家資格である臨床工学技士を取得しました。卒業後は因島総合病院に就職し、現在まで臨床工学技士としてのキャリアを積んでいます。
大学を選択した高校時代から始まり、大学の各学年で取り組んだこと、考えていたこと、資格取得の勉強法、就職活動、就職後1年2年3年と、これから学生が歩んでいく道のりを、有田さんがいかに過ごしてきたかを丁寧に紹介。臨床工学技士としてのやりがいや、働く女性としての人生の選択などについても話してくれました。
「失敗も含め経験は財産。今を大切にさまざまな経験をして欲しい」と話す有田さん
続いて、医療機器メーカーのフクダ電子広島販売会社に勤める茅野さんが講演。臨床工学技士の資格を有しながら、病院ではなく企業への就職を選択した茅野さんは、仕事のやりがいや企業が求める人材像などについて話をしました。
茅野さんは2014年に生体医工学科3期生として入学、2018年に臨床工学技士の資格を取得し現在の会社に入社しました。「臨床工学技士として病院で働く」としか考えていなかった学生時代に、医療メーカーで働く先輩の話を聞き、企業への就職を決めた茅野さん。臨床工学技士の資格を持っているため、現在は医療機器の中でも人工呼吸器と麻酔器の専任者として医療スタッフのサポートを行っています。学生たちに病院以外で働く選択があることを伝え、仕事がイメージできるよう仕事内容や1日のスケジュールなどを熱心に説明してくれました。
「メーカーに就職しても国家資格があると仕事の幅が広がる」と話す茅野さん
授業を担当した竹内教授は「臨床工学技士の資格は病院だけでいかされるものではありません。企業からも有資格者は求められています。本学科には、大学卒業時に資格取得できる環境があります。今日の先輩方の話を参考に、大学の環境を活用できるよう学生生活を送ってほしい」と話していました。
生命学部生体医工学科竹内教授
学生たちにとって、将来について考える良い機会になりました。有田さん、茅野さんありがとうございました。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。