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大学院進学とは?卒業生を招き、「大学院セミナー」を開催~電気システム工学科~

2022.07.11

このニュースは、クローズされました

本学では将来の進路について考えを深める手助けになれば、と卒業生の話を聞く機会を学科ごとに設けています。学生たちが選ぶ進路は、企業への就職だけでなく、大学院への進学、留学など多岐にわたっています。

電気システム工学科では、同学科を卒業後に大学院(博士前期課程)へ進学し、企業に就職した卒業生を招いて「大学院セミナー」を開催しました。進路の選択肢の一つである大学院進学の現状についても触れながら、将来について考える時間を持ちました。

講義は就職活動の開始時期を控える3年次を対象に行われた

講義は就職活動の開始時期を控える3年次を対象に行われた

はじめに電気システム工学科の小西教授が、「理工学系学科の大学院進学率は、全国平均で37%に及ぶ」と紹介。「製造系の大企業を中心に、研究業務だけでなく製品設計・開発業務の新卒採用に大学院卒を重視する傾向がある」と大学院進学は特別なことではなくなっていると説明しました。大学院で学びを深めることで得られるスキルや就職後の待遇などについても触れ、本学には進学のためのさまざまなサポート制度が整っていることも伝えました。

大学院卒は責任あるポジションに就く傾向にあり、生涯賃金にも反映している

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小西教授は「大学院進学は職業選択の幅を広げ、チャンスをもたらす」と話す

小西教授は「大学院進学は職業選択の幅を広げ、チャンスをもたらす」と話す

後半は2020年度に本学の大学院を卒業し、三菱電機エンジニアリングに勤める原さん(広島市立広島工業高等学校出身/広島県)が登壇。大学院に進学を決めた理由や大学院受験の体験談、大学院生の過ごし方や現在の仕事についてお話していただきました。

2020年度の卒業生である原さんは小西教授の研究室に所属。「テーバ型導波路を用いる双方向ビーム誘電体導波路アンテナに関する研究」に取り組んでいました。2021年に三菱電機エンジニアリングに入社。現在は福山事業所 機器技術部に所属し、漏電遮断器の電気回路設計に関わる仕事をされています。

「大学院に進学したことで専門的な知識が身についたのはもちろん、研究を通じて得た課題を解決する力や諦めずに取り組む姿勢は、仕事でも役立っています」と話していました。

「仕事をするうえで欠かせないコミュニケーション力も、院生として学部生の指導をした経験から得られた」と話す原さん

「仕事をするうえで欠かせないコミュニケーション力も、院生として学部生の指導をした経験から得られた」と話す原さん

「大学院生は研究漬けの日々」という印象を持っていた学生は、研究だけではなく私生活も充実していたという原さんの話を聞き、院生のイメージが変わったという

「大学院生は研究漬けの日々」という印象を持っていた学生は、研究だけではなく私生活も充実していたという原さんの話を聞き、院生のイメージが変わったという

講義に出席した岡田さん(香川県立飯山高等学校出身/香川県)は大学院進学を検討していると話し「実際に体験談を聞くことで、大学院での学びや生活をイメージしやすくなりました」と講義の感想を述べました。この春に専門学校から本学へ編入してきた李さん(広島市立広島工業高等学校出身/広島県)は「専門学校で2年間過ごし、社会に出る前により学びを深めたいと思い大学編入を志しました。大学院進学はまだ考えていませんが、さらに色んな経験ができる点で魅力的だと思いました」と話してくれました。

経験者である先輩から話を聞けるのは貴重な機会になったと話す岡田さんと李さん

経験者である先輩から話を聞けるのは貴重な機会になったと話す岡田さんと李さん

原さんからは学生時代に英語力を伸ばしておくこと等アドバイスをもらう

原さんからは学生時代に英語力を伸ばしておくこと等アドバイスをもらう

大学院への進学を検討する学生だけでなく全ての学生にとって、改めて進路を考える際の参考となる時間になりました。
本学ではこれからもこのような機会を増やし、学生の進路選択をサポートしていきます。

※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。