まちづくりに学生の声が届け!『広島都心会議』メンバーと学生の意見交換会に参加しました
2022.09.26
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『広島都心会議』が主催する意見交換会に、本学の大学院生が参加しました。同団体は広島都心のまちづくり推進を目的とした組織で、企業や行政、団体などだけではなく、地域住民や地権者、エリアマネジメント団体等様々な立場の人々が意見を広く募り、継続的なまちづくりの推進をめざしています。
この日は修士1年次の3人が意見交換会に参加した
第1回目となる学生との意見交換会は、シャレオ内にある『紙屋町ベース』で開催。都心部で再開発が続く中「広島の都心にどういった機能が必要か?」をテーマに、学生のざっくばらんな意見を出し合う場が設定されました。同会には県内にある9つの大学から学生が集まり、本学からは環境学専攻の矢吹さん(広島県立庄原格致高等学校出身/広島県)、松本さん(広島県立呉昭和高等学校出身/広島県)、山口さん(長崎南山高等学校出身/長崎県)の3名が参加しました。
会議のメンバーから今日の目的について説明を受ける
会場には、「『広島のまちなかにあったらいいな』と思うもの」と「『ひろしまの推し』とは?」の2つテーマが記された用紙が用意されており、それぞれ思いつくままに意見を書き込みました。
「まちにあったらいいもの」に、“ものづくり”を核にさまざまな人々が集える空間や、若者がビジネスにチャレンジできる場所やサポートなどが欲しいと書いた矢吹さん。「新しいことに気軽にチャレンジできる土壌を育てるためにも、人々が自然に集えてコミュニケーションが取れる場所があると、まちに活気がでるのでは」と話していました。
長崎県出身の山口さんは、「“ヒロシマ”と“ナガサキ”、この2都市をつなぐ施設や活動があれば、もっと世界平和に貢献できるのではないか」と自分の思いを教えてくれました。
はじめは戸惑っていた3人も、話すうちに湧いてきたアイデアを次々と書き記していた
呉市出身の松本さんは『ひろしまの推し』に、地元のおいしいものを紹介。川が多く水辺が多いことも“推し”に選んでいました。自身の研究テーマでもある「水辺空間を提案」し、より魅力的な都市になるように、水辺にもっと賑わいを生み出したいと記していました。
今後は今回の意見をもとにした、方向性や実現に向けた方策案を語り合うなど、学生も本格的に関わり、活動していく予定です。
会議のメンバーとの交流も図る
「学生が広島のまちに求めているものを知る良い機会になった」と話す広島電鉄株式会社の前田さん
参加した矢吹さんは「広島の魅力を改めて考えるきっかけになりました」と感想を述べていました。松本さんは「企業の人とも話せる貴重な体験になりました」と振り返ります。長崎県出身の山口さんは「広島生活も4年になるけど、まだまだ知らないことばかり。これを機にもっと広島について知りたいと思いました」と話していました。
学生たちの声やアイデアがまちづくりに生かされるのを楽しみにしています。