初心者から経験者まで大歓迎!小学生対象のプログラミング道場を開催
2022.10.03
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「夏休みこどもプログラミング道場」が8月23~26日の4日間にわたり、本学HIT Innovation Labで開催されました。
このイベントは、10月に本学で開かれる「全国選抜小学生プログラミング大会 広島県大会」に先駆けて行われたもので、広島市内だけでなく大竹市、東広島市や岩国市などから、各日定員いっぱいの15名の小学生の皆さんにご参加いただき、プログラミングを体験してもらいました。
当日のプログラムは、情報コミュニケーション学科の神垣講師と松本教授を中心に学生たちが用意。23と24日は1年生から3年生までの低学年、残りの2日間は4年生以上の高学年対象とした内容を企画しました。
今回は初日(低学年の部)の様子をリポートします。
はじめに、神垣講師が用意した3つのプログラムを紹介。子どもたちは興味があるものを選び、各チームに分かれて作業を開始します。
学生は神垣・松本ゼミの4年生を中心に、有志が集う
この日に用意した教材は、昔懐かしいアーケードゲーム風のゲームが作れるMakeCode Arcade(メイクコードアーケード)、レゴで作った車を使ったライントレースに挑戦するLEGO MindStorms(レゴマインドストーム)明るさや温度、加速度センサなどの電子工作ができるMicro:bit(マイクロビット)、の3種類。
Microsoftが提供するオープンソースのプログラミング学習プラットフォームを基に、学生たちが1カ月前から教材を準備しました。
メイクコードアーケードでは、あらかじめ学生が用意した4種類のゲームを体験した後、好きなゲームを1種類選んで自分好みにアレンジしました。
レゴマインドストームでは、速度やタイヤの回転を調整しながらラインの上を正確に速く走れるかに挑戦しました。
ゲームのアイコンを変えたり、コースを変更したりなどで楽しむ
レゴマインドストームでは、複雑なライントレースでタイムを競う
マイクロビットでは、超音波センサを使い傾けるとLEDが模様を描いて光る、ジェスチャーセンサを用いて手をかざすと模様が変わる作品を作りました。
手を上にかざすと「1」の文字が出るようにプログラミング
直感的に操作できるブロック型のビジュアルプログラミング方式を使用するので、子どもたちもスムーズに取り組めた
大竹市から参加してくれた加藤巧真さんは、レゴマインドストームに挑戦。神垣講師の「楽しみながらいろいろやってみる」のアドバイス通り、数値を何度も調整し、コツを掴んでいました。
プログラミングが大好きな大石航太朗・帆高さん兄弟は、安佐北区から参加。それぞれメイクコードアーケードとマイクロビットに挑戦。2人とも最後まで熱中して取り組んでいました。
プログラミングには初めて挑戦したという加藤さん親子
家でもプログラミングに取り組む大石さん兄弟。大会への出場もめざして欲しい
「子どもたちがスムーズに作業ができるのに驚いた」と話すのは、スタッフで参加した田中さん(岡山県立西大寺高等学校出身/岡山県)。重本さん(広島県立吉田高等学校出身/広島県)は「とにかく挑戦して、失敗を重ねながらプログラミングのコツを掴んでいく姿が頼もしかった」と子どもたちの姿に感心していました。
レゴマインドストームを担当した田中さんと重本さん
担当した神垣講師は「今回の体験から『プログラミングは楽しい』と思ってもらえたら満足です。楽しい思い出とともにプログラミングへの興味が深まってくれるとうれしいですね」と話していました。
情報コミュニケーション学科の神垣講師
「ぜひ10月の大会にも出場してほしい」という松本教授の言葉でイベントは締めくくられた
「全国選抜小学生プログラミング大会 広島県大会」は10月30日に本学で開催予定です。「みんなのみらい」をテーマにした作品のプレゼンテーションが行われます。どんな作品が寄せられるのか、楽しみにしています。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。