「ワクワクものづくり大作戦」を開催しました
2022.10.12
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8月最後の土曜日に、小学生に「ものづくり」体験型講座『ワクワクものづくり大作戦』を開催しました。同講座は本学が取り組む地域貢献のひとつとして実施しているイベントで、今年で16回目を迎えます。コロナ禍により、昨年、一昨年は中止。3年ぶりの開催となりました。
講義棟Nexus21の各教室を中心に会場を設置。学生たちが会場前で出迎えた
当日は低学年から高学年まで楽しめる15講座を用意しました。多数の応募をいただき、全講座が満席に。参加者からは「3年ぶりの開催で楽しみにしていた」「興味深い講座が多くて、親子で参加したいと思った」「対面で参加できるイベントが少ないので、夏休みの良い思い出になる」などの声が聞かれました。
全講座で300名の定員に対し730名が応募。参加者は抽選で選ばれた
「これからは挑戦の時間です。楽しんでください」という長坂学長の挨拶からスタート
低学年から高学年まで幅広い学年で人気だったのが木工房で行われた「かんなを使って箸をつくろう!」。かんなを使って広島県産の杉を削りながら、木の色や匂いや触り心地を体験してもらいました。お箸作りに加えて、コースターやしおり、オブジェ作りにも挑戦。それぞれの作品作りに熱中していました。
2膳分のお箸を用意。丁寧にかんなを掛けて形を整える
本学OBのお父さんと参加した友井さん(3年生)「かんな掛けが面白かった。来年もまた参加したい」と話す
女子学生キャリアデザインセンター(以下:JCDセンター)のプログラミング教室プロジェクトメンバーが担当したのは「Scratchでプログラミングを体験しよう!」。ビジュアルプログラミング言語であるScratchを説明し、実際にシューティングゲームを作りました。
初めてプログラミングを体験する子も多く、女子学生が丁寧に指導する
各自が設定した背景やキャラクターを使った個性豊かな作品がそろう
高学年対象の「ロボットずもうに挑戦しよう!」では、リモコンで動く車型のロボットを、部品から組み立てました。約2時間30分にわたり、しっかりと時間をかけて制作。制作後には、参加者同士、完成したロボットで相撲をしました。
参加した檜山さん(4年生)は、最後までほぼ自分で組み立てたそうです。一緒に来た親御さんは「自分の意見をしっかり主張できることや、最後まで集中して作る姿に成長を感じられ、親子で参加して良かった」と話してくれました。
自作のロボットを操作。相手のロボットを四角のスペースから押し出したら勝利
一番工夫したのは、先端に付けたアームの形状だそう
他にも「ピカピカに光る究極の泥だんごをつくろう!」「太陽のエネルギーを使って電車を動かそう!」「手作り聴診器で体の中の音を聴いてみよう!」など、本学の学びを生かした講座を体験してもらいました。
デザインした橋の模型を作る「瀬戸内海に橋をかけてみよう!」
「プログラミングでロボットカーを動かそう!」では複数のコースに挑戦
「ラジオをつくってカープを応援しよう!」では電子装置を使って簡単なラジオを制作。音が聞こえるか親子で確認
入れたコインがなくなる⁉「消える貯金箱をつくろう!」もJCDが担当
ものづくりの楽しさを体感できた1日になったのではないでしょうか。皆さんと過ごした時間は、教える側の学生たちにとっても普段の授業からは学べない経験になりました。
地域の子ども達が「ものづくり」に興味を持つきっかけになるようなイベントを、本学ではこれからも企画していきます。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。