「第5回工大サミット」を開催。未来に資する理工系人材を連携して育成
2023.02.10
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愛知工業大学、大阪工業大学、神奈川工科大学、芝浦工業大学、東北工業大学、福井工業大学、福岡工業大学、北海道科学大学、そして本学が参加する「工大サミット」。その第5回大会が愛知工業大学で開催されました。
今回の主題は「国際社会で活躍できる理工系イノベーション人材の育成」
第一部前半は、「自治体・地域が抱える課題解決に向けて工業大学ができること」というテーマで、各大学の学長・副学長、学生が取り組みを紹介しました。
本学の長坂学長は、HITスクエアを通じた産学官連携やPBL(課題解決型学習)形式の社会実践プロジェクト、リカレント教育などを挙げ、「地域社会の創造の拠点となるべく努力を重ねている」と報告しました。
続いて女子学生キャリアデザインセンター(以下:JCDセンター)のメンバーである梶本さん(呉港高等学校出身/広島県)と伊野本さん(海田高等学校/広島県)が、JCDセンターについてプレゼン。地域おこしや出張理科実験教室、企業と連携した商品開発などのプロジェクトを説明し「依頼や課題に積極的に関わり、ともに成長していきたい」と意欲を述べました。
本学における社会課題解決の実践例を紹介
JCDセンターを紹介する梶本さんと伊野本さん
後半は、宮島を舞台に実施された工大サミット連携PBLの成果報告が行われました。「宮島町家の保存と活用」をテーマに、9大学の学生が調査を重ね、解決案を9月に提示。その際に最も評価の高かった第8班「継ぐ町家」が今回の工大サミットで学生により発表されました。
第8班の学生たちは、「大学も専攻も違うメンバーと研究を進めたことで、刺激を受けた」
「連携PBLで学んだことをキャンパスで実践している」と、その意義を強調していました。
町家を学生と地域の関わる場にしようと提案した「継ぐ町家」
第8班を代表し、本学の川本さん(愛知県立豊田南高等学校出身/愛知県)が発表
参加学生は課題をやりきった自信に溢れていた
第2部前半は、LQ開発にあたったトヨタ自動車・井戸大介氏の講演です。
「これからの開発は、単発ではなく様々な技術を組み合わせ、お客様の“記憶に残る一瞬”を創り上げることが重要」
と井戸氏は強調しました。
後半は、理工系人材の育成について各大学の学長・副学長によるパネルディスカッションを行いました。
本学の長坂学長は「学年・学科、大学と地域・企業など、枠を超えて課題に向かう場の提供が重要」と話しました。
9大学の学長・副学長が意見交換
「他者との協業がアイデアを生む」と長坂学長
本学は今後も互いの知見を組み合わせ、協働して新たな道を見出していきます。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。