復建調査設計株式会社と初の合同セミナーを実施しました~地球環境学科
2023.02.06
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地元企業との協働に力を入れる広島工大は、本年、総合建設コンサルタントの復建調査設計株式会社と包括的連携協定を交わしました。
同協定に基づく活動の第一弾として、地球環境学科と同社による合同セミナーを開催。互いの研究や事業について理解を深めました。
地球環境学科の学生11人と教員、復建調査設計の9名(うち5名が本学卒業生)が参加
最初に行われた学生の卒業研究中間発表に、同社の社員も同席。研究内容を興味深く聴講されていました。
続いて、復建調査設計の事業を紹介。河川砂防部・空間情報部・環境部の3部門の若手社員が登場し、同社への志望動機や職務内容を説明しました。
河川計画や砂防調査、災害対応を行う河川砂防部
ドローン等を用いた各種測量を行う空間情報部
インフラ開発等による自然への影響を調査する環境部
その後、学生と社員が3グループに分かれ、座談会を開催。リラックスした中で、研究や業務、仕事などについて、ざっくばらんに意見を交換しました。
「なぜ復建に入ろうと思ったのですか?」「学生の頃、広島で豪雨災害があり、防災に貢献したくてね」
「ドローン資格の取得は?」「就職後、講習会に参加して。法的なことまで学ぶと、ドローンで何ができるかわかるようになる」
「植生調査に興味があります」「今は植生調査や生態調査もAIなどデジタル活用が進み、若い人が活躍しているよ」
3年次の冨田さん(野田学園高等学校出身/山口県)は、「砂防についてやQGISを使った空間情報についてなど、普段疑問に思っていることに現場の技術者からアドバイスがもらえて、すごく参考になりました」と嬉しそう。復建調査設計に勤務する本学卒業生の月森さんは、「学生の研究はユニークなテーマが多いし、発表資料もわかりやすい。質問も専門的なものばかりで、しっかり学んでいると感じました」と話してくれました。
「専門的な意見が聞けた。時間が足りないくらいだった」と冨田さん
「もっとコミュニケーションを重ねたい」と月森さん
初の合同セミナーの世話人を務めた地球環境学科・田中教授 共同研究や人材育成など、今後に期待が膨らみます
「学生の意欲と、自社の若手社員の成長に手応えを感じた」と復建調査設計・河川砂防部長の中井さん
本学は地元企業と連携し、成果を還元することで、学生の成長や地域発展に貢献していきます。
セミナーにご協力いただいた復建調査設計の方々、ありがとうございました。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。