学生のキャリア実現のヒントとなる経営者マインドとは?~「キャリアのテラコヤ」講演会開催
2023.02.08
このニュースは、クローズされました
学生のキャリア形成を幅広く支援する「キャリアのテラコヤ」。今回は広島で事業を展開する社長をお招きし、講演会とパネルディスカッションを開催しました。
ご来学いただいたのは、本学職員から転身して起業した(株)EVENTOSの社長・川中英章さんと、本学OBで、お父様が創業した会社を受け継いだ(株)テクシードの社長・奥河内貴明さんのお二人です。
経営者と話す貴重な機会となりました
「経営者の視点に触れてほしい」と話すキャリアセンター長を務める建築工学科・川上教授
最初にお話しいただいたのは、(株)EVENTOSの川中さん。
「経営者にとって重要なのは、どのように社会に役立ちたいのか、ビジョンを掲げること。ビジョンと現実の間にあるギャップをどう埋めればよいかを考えることで、使命感や情熱、行動力が湧いてくる」
川中さんは、学生に対し「損得で物事を判断せず、未来に希望が持てるかどうかを大事に」
とエールを送りました。
ケータリングメニュー提供をコアに"食を通した地域活性化業"を展開する(株)EVENTOS
「ビジョンのない仕事に成長はない」と話される川中さん
続いて(株)テクシードの奥河内さんが登壇。
「父の創業した会社を受け継ぐ上で、最重要視したのは社員です。社員に気持ちよく働いてもらうため、能力を発揮できるよう環境を整えています」
と奥河内さん。この姿勢は、起業家精神にもつながると言います。
「出会う人全てを大事にして責任を果たす。それが企業を経営する、ということです」
建物調査・診断・改修・耐震補強、リノベーションなどを展開する(株)テクシード
「社員と社会に責任を果たすため今も努力を続けている」と奥河内さん
後半のパネルディスカッションでは、学生から多くの質問が飛び交いました。
「計画を立てるコツは?」「ギャップをいつまでに、どのくらい埋めるか定量化する。それが計画になる」
「コミュニケーションで大事にしているのは?」「自分から現場に出向き、話を聞くこと」
「行くべき道を見失った経験は?」「儲けを第一に考えると、大体ブレる」
「インターンシップでは希望でない業界を見てほしい。どんな仕事にも幸せがあることが理解できる」
時間になっても途切れない学生の質問に、可能な限り答えて下さったお二人。経営者の思いのこもった言葉は、学生の胸に刻まれたでしょう。
お忙しい中ご尽力いただいた川中さん・奥河内さんに、心より御礼申し上げます。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。