広島県と連携協定を締結。11分野に及ぶ幅広い協力で、人材育成と地域活性化に貢献
2023.03.08
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広島工業大学は2022年度に、広島県と包括的連携に関する協定を締結しました。
広島県は県の将来のめざす姿を「ひろしまビジョン」として策定し、DX推進、ひろしまブランド強化、人材育成などに注力しています。一方本学は、社会実践力を備えた技術系人材を育成し、地域社会における創造の拠点であろうというHIT VISONを掲げています。共通項が多い双方のビジョン実現を加速させるのが本協定の目的です。
協定締結式に臨んだ広島県知事・湯崎氏と長坂学長
協定締結に先立ち、湯崎県知事は
「(広島工業大学は)毎年1000人以上の技術系人材を輩出されている教育機関としての強みを生かし、学生の皆様の県内就職に向けた取組や、県民の皆様の知識習得機会の提供などにご協力頂けることになりました。また、技術系の研究機関としての強みを生かし、デジタル技術等を活用した県内のさまざまな課題の解決などにご協力頂けることになりました」
と挨拶されました。
また長坂学長は、
「社会構造が激変する中、自ら課題を発見し、仲間と協働して解決する社会実践力を持った人材が求められています。広島に根ざす工科系大学としてそのような人材を育成し、また広島県の抱える課題に力を合わせて取り組むことで、豊かな未来の創造に寄与します」
と、意欲を語りました。
「双方の強みや資源を生かし、県民サービスの向上と地域活性化につなげたい」と湯崎知事
「"未来の、その先をつくる"というパーパスのもと教育・研究を向上させ、地域に貢献したい」と長坂学長
続いて、学長補佐の林孝典教授が、
「広島県と本学は、主に11事項について連携します。中でもスピード感を持って取り組むのが、<教育・文化の振興><地域防災><地域の安全・安心>の3事項です」
と概要を紹介しました。
<教育・文化の振興>
理系学生に県内企業を紹介するパッケージ型インターンシップを、県と共同開発。またデータサイエンス・AIに関する公開講座や、リカレント教育を提供する。
<地域防災>
リモートセンシング技術を用いて自然災害発生直後の被災状況を迅速に把握できる手法を開発し、県の災害復旧を支援する。
<地域の安全・安心>
防犯カメラに映った顔画像の解析や、指紋・足跡・DNAなど各種鑑識業務における技術的連携を強化する。
「連携により、県内就職の増加や経済活性化、安全・安心なまちづくりへの貢献が期待できます」
と林教授は結びました。
連携事項の概要を説明する林教授
会見には多くのマスコミが訪れました
広島県と本学とのさまざまな分野における連携は、学生に多様な学びの機会を提供することにもつながるでしょう。ぜひご期待ください。