プログラミングの楽しさを伝える「JCDプログラミング教室」を開催
2023.03.10
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広島工業大学の女子学生キャリアデザインセンター(以下:JCDセンター)では、女子学生が主体となりさまざまなプロジェクト活動を行っています。その一つである「プログラミング教室」では、子どもたちにプログラミングの楽しさを知ってほしいと小学生を対象に学生によるプログラミング教室を開催。近隣の小学校に通う小学4年生から6年生の計14名が参加しました。当日はビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を使い、あらかじめ女子学生が制作した「モグラたたき」ゲームを題材に、参加者がオリジナルゲームの制作に挑戦しました。
プログラミング初心者が多く参加した
この日に向けて準備をしてきた女子学生たちは、題材にするゲームを新しく作り、チラシも制作。チラシは大学周辺にある小学校に配布するほか、公民館に設置したりなどイベント告知にも力を入れて、子どもたちの参加を心待ちにしていました。
当日も正門から会場である「三宅の森 Nexus21」2階のPC教室まで、女子学生が誘導するなど、万全の体制で参加者を迎えました。
はじめにJCDプログラミング教室について紹介した後は、実際にゲームのプログラムに挑戦します。参加者2名につき女子学生1人がアシスタントになり、作業をサポートしました。
わかりやすいレジュメも用意。一緒に読み進めながら作業
ブロックを組み合わせるスクラッチは、簡単に楽しく学べるツール
変数や乱数を、いかにわかりやすく伝えるかは悩みどころ
子どもたちは慣れてくると、積極的に設定を変更して遊んだ
プログラミングをやってみたかったという岡田圭吾さん(4年生)は、これまでパソコンを使い絵を描くことはあってもゲームを作るのは初めて。「絵と違って動くし遊べるので楽しい。難しいところもありましたが、ゆっくり教えてくれるので頑張れました」と感想を教えてくれました。
小学校で配られたチラシを見て参加したという岡田さん
モグラのアイコンをクマにした「クマたたき」を作った広戸悠真さん(小学6年生)と、カニにした「カニたたき」を作った妹の愛叶さん(小学4年生)。「難しかったけれど、楽しかったです。もらったレジュメに手順が書かれていたのでわかりやすかったし、また家でも挑戦したいです」と話していました。
ゲーム作りが終わった後は、女子学生が作った他のゲームも楽しんだ
「対面で開催するのは3年ぶりです。主催の私たちも初めての経験で緊張しましたが、子どもたちの反応に手応えを感じて楽しめました」と話すのは、プログラミング教室の本年度リーダーを務めた林さん(広島なぎさ中学校・高等学校出身/広島県)。来年度のプログラミング教室のリーダーになる矢上さん(広島工業大学高等学校出身/広島県)は、「変数や乱数など教えるのが難しいところは、まずやってもらうと理解しやすかったようです。今回の経験から気づいたことは来年度にもしっかり生かしたいです」と話していました。
例年JCDセンターのプロジェクトは1年次生、2年次生が中心となって行いますが、コロナ禍は思うように活動できない時期も多かったため、今年度は引継ぎも兼ねて3年次生が残って活動をしてくれています。「後輩たちだけで運営できるよう口を出し過ぎないように気をつけていました」と3年次生の川上さん(広島県立忠海高等学校出身/広島県)は、教室当日もサポート役に徹してくれていました。
順調に進行することができたとホッとしながら子どもたちを見送る3人
JCDセンターでは、来年度も引き続き「プログラミング教室」をはじめ、理科実験など学生による教室を開催していく予定です。たくさんのご参加をお待ちしています。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。