情報学部のOB協力のもと「即戦力エンジニア」について語り合う~経情零壱ゼミナール
2023.03.30
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情報学部の学生団体「零壱会」と情報学部の同窓生で構成される「経情会」が連携し、「即戦力エンジニアをめざして」というテーマでゼミを開催しました。これは、現場の第一線に立つOBたちと意見を交わすことで、「大学で得た知識を、社会でどう活かすか」を学ぼうというものです。
ゼミには、情報学部の1年次~4年次生及び大学院の情報科学専攻1・2年次生の計37名とOB11名が参加。「即戦力」について、互いの思いを語り合いました。
学生グループにOBが加わって、意見交換
「社会人と話し"即戦力エンジニア"への意識を高めてほしい」と濱﨑教授
前半は2人のOBが卓話を披露。
マツダ(株)で幹部社員として長年生産技術の改革に取り組んで来られた吉岡新さんは、即戦力エンジニアの要素として
「基礎学力、自己の専門性、人間力」の3つを挙げました。
続いて(株)NTTドコモでデータサイエンティストを務める河内洸貴さんが登壇。
「自分ごとで考える、そして学び続ける姿勢を持つ」ことが大事だと語りました。
吉岡さん(1982年・旧経営工学科卒)
河内さん(2022年・大学院修了)
後半は学生と若手OBがグループに分かれワールド・カフェを実施しました。
講師の卓話から感じたこと、刺激を受けたことをグループ内で発表し合います。意見を交換する中で、自分が卒業までに実行すべきことは何か形にしていきます。
セッションは、メンバーの移動を繰り返し、3回に分けて実施されました。
「"経験"とは、自分の中に取り込んで言語化すること」
「挨拶や相手の目を見て話すのがコミュニケーションの出発点」
「相手の考えを理解する国語力も大事。技術だけじゃない」
「学生は失敗してもOK。今のうちに失敗した方がいい」
最後に各グループはステートメントを発表。「一歩踏み出せ」「主体的に行動し続ける」など、積極的な実践を誓っていました。
参加した山本さん(香川県立小豆島中央高等学校出身/香川県)は
「卒業までに、物事を深く考え、的確に伝える能力を習得したい」と話しました。
またゼミをサポートした情報コミュニケーション学科 神垣講師は「自分の強み・弱みを自覚する機会になったのではないか」と目を細めました。
議論に使用したホワイトボードは、学生のコメントでいっぱいに
各グループがステートメントを発表
「学生時代を無為に過ごすのはもったいないと感じた」と山本さん
「OBが加わることで議論が深くなる」と神垣講師
学生たちは「即戦力」をめざし、行動を開始するでしょう。
ご協力いただいた経情会OBのみなさんに、心より御礼申し上げます。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。