全国コンペで本学の学生が開発した「水中ロボット」が賞を受賞しました
2023.04.12
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11月に沖縄県で、第8回沖縄海洋ロボットコンペティションが開催されました。この大会は、海洋産業における海洋ロボット分野の研究・教育等の活性化を目的としており、自主製作の「水中ロボット」による競技を行うものです。
同大会のROV部門(ノーマルタスク)に本学 知能機械工学科の学生と韓国の国民大学校の学生混合チーム「KROVER」が出場し、特別賞を受賞。フリースタイル部門では本学 知能機械工学科の学生チーム「J.E.N.O.S.」が優秀賞を受賞しました。
大会に出場した、国民大学校の学生と本学の学生
KROVERは本学と韓国の国民大学校との国際PBL(課題解決型学習)により製作した水中ロボット。国際PBLは、国際社会で活躍できる理工系人材を育成することを目的に、海外の学生と混成チームを作り、与えられた課題に取り組むプログラムです。
昨年8月に、「海で作業できる水中ロボットの製作」という課題を与えられ、学生たちは国民大学校の学生とオンライン会議で意見交換を重ね、水中ロボットの製作に取り組みました。完成したKROVERは小型で持ち運びがしやすく、全方位移動ができる水中ロボット。前方に取り付けたカメラで動画の取得も可能です。文化の異なる学生同士が協働で製作したロボットは、特別賞を受賞しました。
特別賞を受賞した「KROVER」。言葉の壁を越えチーム一丸となり掴んだ賞
一方、ROV(遠隔操作型無人潜水探査ロボット)のJ.E.N.O.S.は、海中に大量発生して漁業の邪魔をするクラゲの除去を目的に製作したもの。スラスターでクラゲを吸引し、プロペラと金網で粉砕する仕組みです。学内のプールで実際に機体を動かし、改良を重ねて挑んだ大会。2大会連続で優秀賞に輝きました。
2大会連続で優秀賞を受賞した「J.E.N.O.S.」
指導にあたった知能機械工学科 安助教は、「今後も海外の学生とのPBLを通して、課題解決力やコミュニケーション力を身につけた国際社会で活躍できる人材を育てていきたいです」と話します。
受賞した学生のみなさん、おめでとうございます。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。