株式会社鴻治組と包括的連携に関する協定調印式を行いました
2023.04.03
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このたび広島工業大学は株式会社鴻治組と包括的連携に関する協定を結び、本学で調印式を行いました。この協定は、同社と本学が包括的な連携のもと、双方の資源を有効に活用することにより、教育、学術、技術、産業等の分野で相互に協力し、地域の発展と人材の育成に寄与することを目的としています。
同社には、本学の卒業生が土木・建築の技術者として多数在籍している
調印式には同社から檜山 典英代表取締役社長、檜山 直稔常務取締役・経営企画室長、金澤総務部長が参列。本学園及び本学からは長坂学長、鶴 衛理事長・総長、鶴 健太郎理事・総合戦略部長が参列しました。
連携事項は、「建設分野における実証実験など学術研究・技術研究」「インターンシップ・現場見学会など土木・建築の体験学習全般」「産学連携による地域振興及び地域社会の活性化」「教育・人材育成・人材交流」「SDGsへの取り組み」の5項目を柱としています。
それぞれが署名をした協定書を交換する
昨年創業140年を迎えた同社は、豊かな都市環境の形成に向けた取り組みや災害発生時の復旧活動など、建設を通じ地域社会の発展に貢献してこられました。また、鶴学園としても、なぎさ公園小学校、広島なぎさ中学校・高等学校の校舎新築工事の際にお世話になっております。
同社の檜山代表取締役社長は、近年の自然災害の緊迫化や、カーボンニュートラルをめざした持続可能な社会を構築することの必要性について話し、「これからの建設業が果たすべき社会的役割は非常に大きいと考えています。一方で、建設業の担い手の確保と育成は直近の課題です。インターンシップや人材交流を通じて、建設分野に関わる教育・研究において広島工業大学と協力しながら、地域社会の発展に貢献する技術者の育成に寄与していきたいです」と挨拶されました。
鴻治組の檜山代表取締役社長は「連携協定を通じて、建設業の魅力や社会的役割を学生の皆さんにより深く理解していただきたい」と話す
また、長坂学長は、「本学は、パーパス『未来の、その先をつくる。』を実現するため様々な活動をしています。人を育てることだけでなく、研究分野を進めて社会に還元することや、企業と連携しながら地域社会を発展させていくことにも大学の存在意義があります。この協定を機に、企業との連携をさらに深め、一緒に地域社会をつくっていくことに尽力したいです」と話しました。
「人材育成や人材交流に留まらず、研究分野においても一緒に取り組んでいきたい」と話す長坂学長
本学はこれからも、地域・企業と共に人材育成、研究、地域貢献に取り組んで参ります。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。