学生防災士会のメンバーがFM廿日市のラジオ番組に出演
2023.05.05
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FM廿日市の番組「昼なんじゃけん!761」内のコーナー「わかりやすい天気と防災」に、本学の学生防災士会メンバーが出演しています。
同番組はリスナーが天気や防災を身近に感じられるよう、気象や防災の専門家を招き、季節にあった旬のお天気や防災情報を提供しているコーナーです。
同コーナーに、地域の防災・減災に貢献することを目的として活動する「広島工業大学 学生防災士団体」の学生が出演しています。
2月には同会会長の小出さん(大分県立大分舞鶴高等学校出身/大分県)が出演し、これまでの取り組みを紹介しました。3月の放送では津崎さん(広陵高等学校出身/広島県)が4月には福本さん(兵庫県立赤穂高等学校出身/兵庫県)がプロジェクションマッピングを用いた3D防災模型について紹介します。
3月と4月の放送分はまとめて収録をした
ラジオ出演が決まったのは、昨年12月に開催された同会と広島市佐伯区青少年健全育成連絡協議会会長の谷村敏彦様、FM廿日市パーソナリティー吉田英美様との三者協議会でのこと。今後も定期的に出演し、同会の活動を伝えるほか、気象災害や避難の種類、防災イベントへの参加方法など広く紹介していく予定です。
学生たちは収録用の原稿をあらかじめ用意。しっかり打ち合わせを行い収録に挑む
同会では過去に豪雨災害に見舞われた河内地区の自主防災会からの「若い人の新しい視点で地域住民の防災意識を高められないか」という相談を受けて、3D防災模型のプロジェクションマッピングを制作しました。
地形模型にプロジェクターで災害シミュレーションを投影し危険地域を見える化することで、地域住民の防災意識を高めようというものです。
番組には模型作成の責任者を務めた津崎さんとシミュレーションを担当した福本さんが出演。津崎さんは、模型作成に至る経緯や制作時に工夫をしたこと、河内地区自主防災会の方々に向けて完成披露した際のことなどについて話しました。福本さんは、砂防堰堤の場所とハザードマップを参考に最も被害が大きいと予測される4箇所を選定し、実際に現地調査を行ったこと、サンプル用に土壌を採取し土の重さを計量し、より正確なシミュレーションができるよう工夫した点について話しました。
防災士や気象予報士の資格を持つ番組パーソナリティーの吉田英美さん
大きさが想像できる例えを考える、専門用語を使わないなど伝える工夫をした
収録を終えて「緊張した」と話す2人でしたが、「自分たちの取り組みを多くの人に知ってもらえるとうれしい」と感想を教えてくれました。
学生たちにとっても貴重な経験になりました。
今後も学生防災士会は、地域防災に役立つ活動に挑戦していきます。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じ、取材・撮影を行っています。