英国コーチの情熱を、この一艇に込めて~本学漕艇部への新艇贈呈式・進水式を開催
2023.09.22
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広島工大漕艇部へ新艇が寄贈されることになり、贈呈式・進水式が開催されました。お贈りくださったのは、約40年前に漕艇部のコーチを務められたデーン・ピー・レイバリーさんの妻、岡本成子さんです。晴れ渡る夏空のもと、新艇「デネブVI」号は、初漕艇の時を迎えました。
デネブVI号と共に
デーン・ピー・レイバリーさん
贈呈式の様子
愛情溢れる指導で漕艇技術のレベルアップに貢献されたレイバリーさん。2022年にお亡くなりになられましたが、夫の熱意を伝えたい、と岡本成子さんが新艇と関連用品を寄贈くださったのです。贈呈式には、漕艇部の指導者やOB、そして鶴学園と本学の関係者が出席しました。
岡本さんは、「夫の思いを託したボートを贈ることができ、嬉しく思います。存命であれば、新艇で学生を指導したかったでしょう」とご挨拶。
続いて鶴学園・鶴理事長が「大変な人格者だったレイバリーさんは学生にも教職員にも愛された方でした。氏の意志を継ぎ、大切に使わせていただきます」と感謝を述べました。
贈呈式を見守ったレイバリーさん(右)と鶴襄前理事長
岡本さんに鶴理事長から感謝状が手渡されました
その後、進水式を実施。「デネブVI」は力強く水上へと進みました。船体の真紅は、レイバリーさんの情熱を表すかのようです。
神主さんが安全祈願
新艇にはレイバリーさんの名が
初漕艇を終えた主将の清水さん(広島県立広島工業高等学校出身/広島県)は「レイバリーさんと岡本さんに感謝し、がんばります」と答えてくれました。
力強く漕ぎ出す部員
主将に「がんばって」と声をかける岡本さん
レイバリーさんの志は、新艇を通じ、学生に受け継がれるでしょう。
貴重な品々を寄贈いただいた岡本さんに、深く御礼申し上げます。