大学の学びとはどんなもの?中国地方の工業高校生徒が広島工業大学を訪問~高大連携事業
2023.10.13
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中国地方にある7つの工業高校を対象に、高大連携事業を開催しました。高校生が進路を考えるきっかけにしてもらおうと本学が毎年開催しています。
参加者全員が取り組んだグループディスカッション
まず升井地域連携推進センター長が、大学で学ぶ意味を説明。工業製品におけるものづくりの流れと、専門性の高さによる携わり方の違いなどを紹介しました。大学や大学院で理論を学ぶことで、研究や企画、設計といった、より川上の段階からものづくりに携わることが可能となることを伝えます。
得意なことや好きなことといった「適性」を大切にして進路を考えてもらいたいと話す升井センター長
理系人材が不足し、国を挙げて育成に取り組んでいる現状も紹介
その後は6つの学科に分かれ、体験授業を受けました。
情報コミュニケーション学科では製品形状など文字以外の情報で想定したアクションを引き起こす行動科学と、その社会実装について説明
地球環境学科では破棄物の処分・処理やリサイクル技術を学び、廃棄物を処理した物質を観察
建築工学科では引張力と圧縮力によって生じる壁面の変形を紹介
熱心に講義を聞き、メモを取る参加者
昼食は学生食堂「LEAF GARDEN」にて、学食の雰囲気を体験してもらいました。
開放的で明るい学食の雰囲気を体験
午後は高校生と大学生がグループを組み、進路の適正についてグループディスカッションを実施。自分が好きなことや思いつく限りの職業を付箋に書き出し、それぞれ「考えること」「何かを達成すること」「人と繋がること」という3つに分類していきます。
好きなことは「サッカー」などの名詞ではなく、「友だちと集まってサッカーをする」など、具体的に書き出す
グループ内で出た職業を、話し合いながら3つの枠内に分類
ディスカッション後はそれぞれの気付きを発表
ディスカッション後の座談会。勉強の進め方や学生生活についての質問に、大学生たちが笑顔で答える
参加者からは「大学の雰囲気や学びの一部が体験できて、進路への不安が解消できた」「大学生や他校の高校生とのグループワークを通して、コミュニケーション力に自信がついた」などの感想が出ていました。
参加した高校生の皆さんが進路を選択される際、この経験が役立てば幸いです。 br> ご参加いただきました高校生の皆さん、引率の先生方、ありがとうございました。