高校生が微生物研究を体験!!~高大連携により 瀬戸内高校の生徒が来学
2023.10.17
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本学は、高校生に理系への興味を広げてもらう高大連携の活動を積極的に推進しています。その一つとして、この日は私立広島県瀬戸内高等学校の生徒さんが来学。食品生命科学科・杉山教授が研究設備やその使用法、研究の進め方をレクチャーしました。なかなか触れる機会のない最新の研究設備を前に、高校生のみなさんは目を輝かせました。
広島県瀬戸内高校のみなさんと杉山教授
様々な実験装置について解説
まずは研究器具の説明からスタート。メスシリンダー、ピペット、電子天秤などを説明し、実際に使ってみます。「教科書で見たことはあるが、触ったことはない」という生徒さんは、戸惑いながら目盛りを確認していました。
メスシリンダーで水を測るのも初めての体験
便利な電動ピペッターに好奇心が刺激されたよう
続いて、クリーンベンチを体験。クリーンベンチとは、浮遊微生物などの混入を防き、清浄な中で対象とする菌を操作する作業台です。高校生は、杉山教授が研究対象とする発酵食品生産や生命科学研究で利用される酵母菌を手にクリーンベンチの前に座り、シャーレ内にそれぞれ培養しました。
マイクロリットルの液体を採取できたかどうか確認
クリーンベンチで酵母菌を操作
最後は光学顕微鏡で、酵母菌の姿を実際に見てみます。高校生は各種ボタンを器用に動かしてサンプルの載ったステージをレンズに近づけ、「丸い形をしている」と声をあげました。
「ステージの位置を確認して」
楕円形の酵母菌が確認できました
「最先端の設備を高校生にも開放し、もっと使ってもらいたい。興味が湧けば、日本人が古来より得意とする発酵や生命科学についてさらに深く知りたくなると思います」 と杉山教授。
高校生のみなさんは次回来学時には、さらに好奇心を刺激する研究をスタートさせる予定です。
理系への好奇心を触発するため、本学は協力を惜しみません。