北広島町と包括的連携に関する協定調印式を行いました
2023.10.27
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このたび広島工業大学は北広島町と包括的連携に関する協定を結び、本学で調印式を行いました。この協定は、同町と本学が包括的な連携のもと、双方の資源を有効に活用することにより、教育、学術、技術、産業等の分野で相互に協力し、地域の発展と人材の育成に寄与することを目的としています。
調印式には北広島町から箕野町長、畑田副町長、矢部まちづくり推進課長が参列。本学からは長坂学長、林副学長・研究支援機構長、松浦事務局長が参列しました。
北広島町産材の利用や古民家再生、介護施設における自助具利用状況調査など、6項目で連携する協定を締結
本学ではこれまでも、障害や病気などによる麻痺、加齢による身体機能の低下に伴う動作の困難を補うための町産材を利用した自助スプーンの開発や古民家の再生など、北広島町内の企業や社会福祉法人にご協力いただき研究を進めてきました。今後の人材交流など、より深く連携を進めていくため、今般の協定締結に至りました。
同町の箕野町長は、「人口減少及び高齢化に伴い、町内の空き家も増えています。古民家としての再生、活用方法などについて大学のノウハウをいただきながら、官学相互の機能の連携強化を図りたいです。そして、北広島町が住みたい、住み続けたいと思われるよう、持続可能な街づくりをめざしてまいります」と挨拶されました。
「喫緊の課題となっている空き家問題について、一緒に課題解決に取り組みたい」と北広島町の箕野町長
また、長坂学長からは「大学の3本柱である、『教育』、『研究』、『地域貢献』はそれぞれ大学の中だけでは完結せず、社会との接点が必要だと考えています。学生や教員が地域の方と一緒に課題を探しながら取り組める機会は大変有難いです。大学だけではできないことを、北広島町のみなさんのお力をお借りして進めていきたいです」と挨拶しました。
「交流を深め、学生の視点も入れながら地域貢献につながる取り組みをしたい」と長坂学長
調印式終了後には、情報交換会を実施しました
北広島町産材を活用した木製品について本学教員から開発状況をご報告
本学はこれからも、地域・企業と共に人材育成、研究、地域貢献に取り組んで参ります。