~ビブリオバトル~"推し本"を語る!
2024.01.18
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2023年10月25日(水)「第9回 広島工大ビブリオバトル」がNexus21の10階スカイテリアで開催されました。
50人近い学生が観戦に駆けつけた
ビブリオバトルとは、発表者が5分で本を紹介し、参加者がチャンプ本(一番読みたくなった本)を投票で決める書評バトルです。
今年の発表者は、建築デザイン学科3年次 土井さん(広島城北高等学校/広島県)、(大学院)情報システム科学専攻1年次 川上さん(小野田高等学校出身/山口県)、電子情報工学科1年次 中川さん(小松島高等学校/徳島県)、地球環境学科3年次 下澤さん(八幡南高等学校出身/福岡県)の4人。それぞれトークや身振り手振りでオーディエンスの心をつかみました。
トップバッターの土井さん。『フェルマーの最終定理 : ピタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで』を紹介。フェルマーの最終定理が証明されるまでの長い歴史が書かれており、もともと裁判官の彼は、趣味で数学を学び始めたのですが、実は性格が非常に悪かったそう。聞く人の興味を引くように熱く語りました。
川上さんは、『十角館の殺人』を紹介。最終的な答え(犯人)は見開きで文字数にして約20字。それを知った瞬間は、しばし思考停止になったものの、おしゃれでかっこいい伏線回収のストーリー構成に心惹かれ、ぜひ読んでみて欲しいと熱い想いを乗せていました。
中川さんは、『20代にとって大切な17のこと』を紹介。この本を読んで人を信用すること、人と向き合うことが何より大切だと感じ、これから社会人になる人にぜひ読んで欲しいと訴えました。
下澤さんは、『「空気」の研究』を紹介。日本人として、クリスチャンとして、元軍人として、そして実業家としての著者が、様々な視点や思想から「空気」をよむことによって人が生きづらさを感じることについて力説しました。
投票結果の様子
観戦に来た学生約50人による投票の結果、今年のチャンプ本は川上 健瑠さんが紹介した『十角館の殺人』に決まりました!
「ミステリー小説という私の好きなジャンルで優勝できてうれしいです。
SNSの普及によりショートコンテンツへの需要が高まり、「映画の2時間も耐えられない」といった若者も増えていく中で昔からある本という媒体の魅力を伝えられたことをうれしく思います。
これからも本の魅力を発信していきたいです」と話してくれました。
図書館長の遠藤教授と、優勝した川上さんを中心に発表者全員で記念撮影
また、川上さんは、11月11日(土)に広島大学東千田キャンパスで開催されました「全国大学ビブリオバトル2023ブロック決戦(中国Dブロック)」に出場し優勝しました!!そして、12月17日(日)に昭和女子大学で開催された全国大会に出場。惜しくも、全国大会では準決勝で敗退という結果になりましたが、「来年も全国大会をめざす」と意気込んでいました。