高大連携授業の中で、高校生が探究の成果を発表するポスターセッションを開催
2024.01.30
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本学は、広島工業大学高等学校との高大連携授業「STEAM探究Ⅰ」を実施しています。同授業では、高校2年生が3~4人のチームを組み、4学科から提示されたテーマから1つ,取り組みたい課題を選択しました。本学には全12学科あるため,生徒は課題設定,創作活動,成果発表の流れを3回行うことができます。本学教員のアドバイスを受けながら、課題解決のための創作活動に取り組みました。その成果を紹介するポスターセッションが開催されました。
高校生が探究の成果をプレゼン
長坂学長が「この探究が、社会創造の第一歩になる」と挨拶
- 今回の担当学科のテーマは、
- 電子情報工学科「プログラミング体感ツールのMESHと電子回路でLEDアートを作る」
- 機械システム工学科「風力歩行ロボットを組み立て、3Dプリンタで製作した装飾を加える」
- 建築工学科「軽量の橋を木と糸で作る」
- 地球環境学科「スマホ写真を合成し、3D画像を生成する」 というもの。
高校生はチームごとに、創作内容をまとめたポスターを展示。大学教員や他の高校生らに、目的や成果を解説しました。
コップのフードの中で輝くLEDアート
自作の装飾を施した風力歩行ロボット
軽量橋の構造上の工夫を解説
スマホ写真からの3D画像生成に各チームが苦心
軽量橋の耐荷重コンテスト。大半のチームが1kgの重りをクリア
STEAM探究Ⅰを担当した工大高教員の平原先生は、
「高校生が自身で課題を見つけ、仮説を立て進めた点に成長を感じた」
と語りました。
電子情報工学科・升井教授「自ら考えることの楽しさを忘れずに」
機械システム工学科・宗澤教授「発想の自由さに驚いた」
建築工学科・岸本講師「失敗にこそ学びがある」
地球環境学科・伊藤准教授「視点が個性的だった」
平原先生「こうした試みがデザイン思考の育成に寄与する」
山口校長「大学教員の指導が刺激になった」
今後も高大連携などを通じ、知的探究の楽しさを地域へ伝えます。