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11月に開催された、第31回衛星設計コンテスト（ハイブリッド開催）にて本学の学生が出場し奨励賞を受賞しました。

この衛星設計コンテストは、高校生から大学院生までの学生を対象にしたコンテスト形式の教育プログラムで、宇宙に関連する多様なアイデアを創出・設計した成果を競います。
アイデアの部門は応募数18作品で一次審査を通過したのは6作品。最終審査会では、衛星・宇宙開発の第一線で活躍する専門家を前に20分間のプレゼンを行います。本学の学生はオンラインで最終審査に参加し、提案ミッションの具体的な実現方法や意義を発表しました。

奨励賞を受賞した機械システム工学専攻・機械システム工学科 大島ゼミの学生（1段目左から）南さん、藤井さん、町さん（2段目左から）渡邉さん、岸上さん

学生たちが提案したミッション名は「HIT THE MOON」。月面に探査機を高速で衝突させクレータを生成することで、いまだ十分に理解されていない月内部物質の組成等を調査することを目的としました。月内部物質の理解が進めば、月の歴史、さらには月誕生の起源の解明につながることが期待され、また月内部物質を燃料などに活用できれば、月を拠点とした生活や月以遠の探査などの可能性が広がります。
学生たちは月面に大きなクレータを生成するため、高速衝突を可能とする探査機の軌道や形状を考えるのに多くの時間をかけました。

オンラインで最終審査会に出場しプレゼンテーションを行う学生たち

受賞した機械システム工学専攻の岸上さん（崇徳高等学校出身／広島県）機械システム工学科の藤井さん（香川県立坂出工業高等学校出身／香川県）南さん（徳島県立鳴門高等学校出身／徳島県）渡邉さん（広島市立基町高等学校出身／広島県）町さん（静岡県立島田高等学校／静岡県）は「他校の発表を見学でき、発想の柔軟さに驚かされました。自分達の提案が審査員の想定域を出なかったり、用意していたスライドを上手く活用することができず悔しい思いもしましたが、この反省を踏まえ次の機会があればより柔軟な発想の元にミッションを提案し、より効果的な発表を行いたい」と話してくれました。

宇宙ミッション設計に取り組んだチームのみなさんにとって、このコンテストを通じて得た経験は貴重なものとなったようです。奨励賞受賞、本当におめでとうございます！