女子学生がプロデュースした個室ブースがパセーラに登場
2024.03.11
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本学では女子学生キャリアデザインセンター(通称:JCDセンター)を設置し、女子学生のキャリアアップを支援しています。その活動の一つである『○○ブースデザインプロジェクト』では、セカンドベース株式会社と連携し個人作業用空間のブースを制作。パセーラ(広島市中区)2階に新しくオープンした貸しスペース&ギャラリー「基町SYNC HUB」に設置されました。
オンライン会議や授業、自習室としても使える個室ブース
このプロジェクトは同社の妙田代表から、「コロナ禍で需要が高まった個人作業用ブースをより快適に提供できないか」という相談を受け立ち上がりました。
スギ材やカキ殻を溶かした漆喰などは広島県産材を多用し、温もりのある空間を演出
周囲を気にせず作業ができるだけでなく「くつろげる空間」であることにもこだわった
制作に先立ってメンバーは市内にある同社の既存ブースを体験。2つのグループに分かれて改善案を話し合い、利用者アンケートや音響調査などをもとにより良いブースについて検討してきました。2023年3月には学生の意見やデザイン案を反映した試作品を作成し、検証のため大学構内に設置。利用した他の学生からの感想もまとめてさらに改良を加え、約2年以上をかけて制作に取り組んできました。
こうして完成した個室ブースは「基町SYNC HUB」内に設置され、併設するギャラリーのオープニングイベントとしてこれまでの活動を紹介したパネル展も開催しています。
ギャラリー内のパネル設置も自分たちで
利用シーンを紹介する手書きの案内ボードも作成
「外からの視線を造花やコート掛けで遮るなど、女子学生ならではの発想が生かされた快適なブースになりました」と妙田さん。制作を担当した株式会社ユアハウスの豊後さんは「作業をするだけでなく休憩スポットにもしたいという発想に驚きました。明かりで雰囲気を演出するため調光式ライトを採用するなど、豊かな発想が面白い空間に繋がったと思います」と完成を喜んでいました。
学生のアイデアを形にしていただいた豊後さんと妙田さん
「自分たちの手でデザインから展示までできたのは、貴重な経験になりました」とプロジェクトのリーダー内田さん(広島県立尾道北高等学校出身/広島県)と副リーダーの岩本さん(広島県立広島観音高等学校出身/広島県)。「作業がしやすいように机の奥行きやコンセントの数にもこだわりました。集中しやすい空間になっているので、多くの方に活用してもらいたい」と話します。
アイデアを出してプレゼンする他に、調査やスケジュール管理などもいい経験となった
様々なシーンで活用される空間になるといいですね。
個室ブースの利用に関するご予約・お問い合わせは、セカンドベース株式会社(https://2ndbase.co.jp/)で受け付けています。