建築・環境系学科同窓会「五三会」が、日本建築学会中国支部「中国建築文化賞(人物・団体部門)」を受賞
2024.06.05
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本学の建築・環境系学科同窓会「五三会」が、日本建築学会中国支部「中国建築文化賞(人物・団体部門)」を受賞しました。
同賞は「中国地方の建築文化の発展に顕著な貢献が認められる活動」であり、「広く地域文化の発展と建築文化に対する意識の高揚を図る」ことに寄与した活動、団体に贈られるものです。
同会が半世紀にわたり開催する学生設計コンペ「五三会建築設計競技」が、地域の建築文化に貢献してきたことが認められ、今回の受賞につながりました。
表彰式には同会会長の尾立道泰氏が登壇。表彰状とトロフィーが授与された
本学に工学部建築学科が開設されたのは1965年のこと。県内にある私立大学の中で、いち早く建築学科を開設しました。5回目の卒業生を送りだした1973年に、五三会は卒業生同士の情報交換や技術交流、在学生との交流援助、地域社会の建築文化への貢献などを目的に誕生します。
1975年には在学生との交流援助、地域社会の建築文化を目的に、「五三会建築設計競技」を開催、学生コンペの先駆けとなります。大学同窓会が主催するコンペは全国的にみても珍しく、1994年には「日経アーキテクチュア」にも活動が紹介されました。
表彰式の後には受賞者による講演会も行われ、五三会や同コンペの歩みを紹介
同コンペでは吉岡賞を受賞した村上徹氏など多くの建築家を輩出してきました。また第5回の審査員に藤本昌也氏、第10回には伊東豊雄氏、第15回には古谷誠章氏を迎えるなど、著名な建築家の方々もご協力いただいています。
コロナ禍で学生コンペの中止が相次ぐ中でも、オンラインを活用して継続して開催し、全国から学生が応募するコンペに成長しました。
第50回記念コンペでは、審査員に周防貴之氏、南俊允氏、藤森雅彦氏(五三会幹事)をお迎えし、全国から64作品の応募がありました。尾立氏は50年の歴史を振り返り、「これまでの活動が認められたことをうれしく思います」と感謝を述べました。「全国規模に成長したコンペではありますが、原点に立ち戻り広島をはじめ中国地方の学生たちを刺激する特色あるコンペにしていきたい」と、これからの目標も語ってくれました。
「後輩たちのレベルアップに役立ちたい」と熱く語る
改めて受賞のお礼を申し上げます。
また、これまで同コンペに関わった全ての人々に感謝をし、五三会は、これからも建築学生の為に活動して参ります。