防衛省中国四国防衛局との旧軍遺構見学・交流会を開催
2024.06.24
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海上自衛隊呉地方総監部には、旧海軍によって建設された数々の歴史的建造物が残されています。当時の最先端技術を費やした建造物の価値を学ぼうと、防衛省中国四国防衛局の若手職員、そして本学・光井ゼミの3年・4年次生、合計約30名による合同見学・交流会が開催されました。
参加した学生と、中国四国防衛局のみなさん
明治の面影を残す旧呉鎮守府庁舎
案内するのは、旧海軍施設の調査・研究を続けている環境学部建築デザイン学科・光井准教授です。
「1907年竣工された旧呉鎮守府庁舎は煉瓦造・2階建の建物で、大正期以前の建築技術を知る貴重な建造物です」
参加者は庁舎、軍需倉庫、電話交換所など当時の姿が残る遺構を見学しました。
気象観測や海図の保管場所として使われていた建物
地下通路地図を示しながら説明する光井准教授
電話交換所は鉄筋コンクリート造の半地下施設
内部は、最も高いところで6mほどもある広さ
後半は職員と学生による交流会を実施。職員の方から
「中国四国防衛局は防衛省内の地方支分部局であり、技術職は防衛施設に関する土木・建築・設備工事を行っています」
との説明を受けました。その後、学生から、
「自衛隊とどのように役割分担しているのですか?」
など、様々な質問が飛んでいました。
「自衛隊施設を扱う仕事の面白さを教えてください」と質問する学生
歴史的価値の高い建造物の存在を知り、学生は好奇心をかきたてられていました。加えて、中国四国防衛局の仕事といった将来の選択につながる情報も得られるなど、意義深い一日となりました。
ご協力いただいた関係者の方々に、厚く御礼申し上げます。