夢をカタチに!HITチャレンジ選考会(一般部門)を開催
2024.07.26
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本学独自の制度である「HITチャレンジ制度」の選考会を開催しました。これは「大学生のうちに挑戦したい」という学生の思いを、大学が資金面でも支援する制度です。
選考会では学生が自ら企画・計画したプログラムを大学にプレゼンします。そこで採択されたプランには、大学が活動資金として最高100万円を支給します。今年1年間の活動資金調達に向け、学生たちは熱い思いを伝えました。
今年度は一般部門3団体、ボランティア部門5団体の合計8団体がエントリーした
一般部門には、学生フォーミュラ日本大会で"全種目完走"を目指すHIT Formula Project、CanSat(缶サット)の開発に挑戦しているHIT Space Project、呉市の屋台文化の継承への貢献を目指す屋台文庫の3団体がエントリーしています。長坂学長をはじめとする選考委員を前に、活動に対する熱意を伝えました。
選考委員会委員長の長坂学長は「チャレンジを楽しむ気持ちが大切」と学生にエールを送る
機械システム工学科※と知能機械工学科※、建築工学科の学生からなるHIT Formula Project。大学のカリキュラムにはない小型レーシングカーを題材に、企画・設計・製作・評価を行い「ものづくり」を体験しています。
2009年から参加している「学生フォーミュラ日本大会」で総合順位20位以内に入るために、全種目完走を目標に掲げて活動しています。
車両制作費や大会の参加費や交通費など、予算100万円の予算を申請
空き缶サイズの模擬人工衛星の「CanSat(缶サット)」の開発を進めているHIT Space Project。技術者として成長するために『種子島ロケットコンテスト』への参加を目指しています。
昨年初めて同コンテストに挑戦しました。その反省を生かして今年は優勝を目指し活動しています。
優勝を目指し機体の軽量化などを行うほか、メンバースケジュール管理も徹底する
屋台文庫は、消滅の危機にある日本の屋台文化を広く知ってもらうことを目的に、建築工学科と建築デザイン学科の学生が中心となり活動しています。
継承が難しくなっている呉市の屋台文化を保存し、市民の憩いの場として継承するプロジェクトに取り組んでいます。
屋台を現代的に解釈し図書館を開設。市民が集う憩いの場として提案する
プレゼンテーションの後には、選考委員からの質問に応えました。プロジェクトの意義や予算だけでなく、目標達成にむけたチーム体制やスケジュールなどについても厳しい質問が寄せられます。
「ものづくり」はニーズがあってこそ。どんなニーズがあるのかを見極める必要もあるとアドバイス
発表を終えた屋台文庫の代表を務める藤田さん(兵庫県立篠山産業高等学校/兵庫県)に話を聞きました。
「今年で2年目の活動で課題が多いことはわかっていました。実際に発表して意見をいただくことで、改めて取り組む課題の多さを感じました」と素直な思いを伝えてくれました。
このプロジェクトを立ち上げた安井さん(写真左:大分県立大分工業高等学校/大分県)。去年に続き2回目の挑戦になる
別の日に、ボランティアの部の選考会も行われました。両選考会の終了後に選考委員による審査が行われ、採択されるプログラムが決まり、今年度の活動が始まります。
※2025年4月、学びの領域は維持しながら3学部11学科に改組します。
- 改組紹介ページ