学科の特色を知り、進路を考える参考に~学科見学会を開催しました~
2024.07.10
このニュースは、クローズされました
2025年、広島工業大学は学部学科を改組し3学部11学科に生まれ変わります。
学科学びや研究について具体的に知ってもらい、高校生の皆さんの進路選択に役立ててほしいと、5月25日、6月15、22日の3日に渡り学科見学会を開催しました。
nexus for.に設けられた受付。二次元バーコードをかざせば受付が完了する
6月15日は全11学科の見学会を開催しました。そのうち一部の内容をご紹介します。
■ 電気システム工学科※
モニターで捉えた人の動きを真似するロボット。介護現場に導入すれば高齢者が楽しんで身体を動かせる
ヒューマンインタフェースや介護ロボットを専門とする板井先生のゼミでは、介護現場におけるロボットセラピーやロボットを活用したリハビリなどを研究しています。見学会では介護スタッフが介助に専念できるよう、ロボットがレクリエーションの司会をこなす様子などを紹介しました。
■ 環境土木工学科
氾濫時の水の動きを解析するシミュレーション装置を見学
水工学や流体力学を専門とする石井先生が、河川の流量計算の考え方や本校の設備(水流シミュレーション装置)などを紹介しました。
■ 情報工学科
ストリング(糸)を用いて硬さや質感などの触覚を再現できるハプティックデバイスを体験
赤羽先生のゼミで開発に取り組んでおり、医療や工業、教育など多様な分野での応用に期待が高まるハプティックデバイスを紹介しました。
■ 情報システム学科※
人間の認知特性に基づいてユーザーインターフェースを設計することが大切と説明する安藤先生
見学会では授業で取り組む開発演習や、認知科学に基づきシステムを設計することで「ボタンを押す」「手を洗う」といった特定の行動を促す研究などを紹介しました。
■ 情報マネジメント学科※
顔認識モニターで勇者を見分け、宝箱を開ける装置を紹介。福祉施設に応用すれば徘徊の防止やスタッフがカギを開ける動作の省略に役立つ
データを生かし生産ラインの処理速度を改善する研究やビッグデータ分析の研究など、情報を分析・マネジメントすることで実際のビジネスの現場に役立てる事例を紹介しました。
■ 建築工学科
鉄筋や鉄骨コンクリートが地震でどのように挙動するか調べる実験装置
建築耐震工学や構造力学、鋼構造学を専門とする山西先生が、地震の揺れをシミュレーションする装置や建物だけでなく居住性・機能性も守る構造の研究などについて紹介しました。
■ 建築デザイン学科
建築新人戦2023(全国規模の建築コンペ)で最優秀新人賞に選ばれた作品を始め、学生が作った建築模型を紹介する平田先生
学生によるプレゼンテーションボードや建築模型、各種加工機が並ぶデジタルファブリケーションラボ、木工房などを見学しました。
工業高校に通う3人は、「デジタルファブリケーションなど、他大学にない広島工業大学の強みを知ることができました」と話してくれました。
「建築を学んで、いつか自分にしか作れない自分の家を建てたいです」と山本さん(真ん中)
本学の学びの一端に触れることで、大学生活をイメージしていただけたのではないでしょうか。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
※2025年4月、3学部11学科設置
https://www.it-hiroshima.ac.jp/hite-action/