車載用ヘッドアップディスプレイ技術に触れ、新たな活用法を考える~電子情報工学科社会実践科目
2024.07.17
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広島工業大学では、学外の機関と連携し学生の学びを深める社会実践科目に取り組んでいます。同科目では学科の学びが社会でどのように生かされているのかを知り、新たに発見した課題をさまざまな人と協働しながら解決する力を養います。
電子情報工学科※の社会実践科目では、NSウエスト株式会社のご協力のもと、車載用ヘッドアップディスプレイ技術に触れ、この技術の新たな活用法を考えます。
車速やナビなどを視界前方に表示する技術で運転中の視線移動を最小限にし、ドライバーの安全に貢献する
同技術を搭載し、実際に販売されている車も披露いただく
教室には4台のデモ装置をご用意いただいた。写真はメルセデスベンツSクラスに搭載されているもの
このようにフロントガラスに必要な情報を映し出す。運転中の表示機器確認には、意外と多くの時間が費やされているもの。この技術により目や脳へのストレスも緩和する
2年次生の堀岡さん(愛媛県立今治北高等学校/愛媛県)は「車中泊など車の利用方法も広がっています。例えばこの技術も車内での映画上映など違った使い方がないかと探っています」と積極的に質問や利用法を検討していました。
免許を取得したばかりの広瀬さん(香川県藤井高等学校出身/香川県)は「初心者にも心強い技術」と話す
広島に拠点を置く同社は自動車表示機器の開発・製造・販売を行っており、たくさんの本学OBが活躍する企業でもあります。当日も1994年卒業の大先輩から2021年卒まで5人のOBに来校していただきました。
講義では同製品の設計に携わる森田さん(機械システム工学科※2006年卒)から、技術者としてのやりがいも教えていただいた
次回以降の授業では、学生はグループに分かれ今回学んだことをまとめ、どのような技術に応用できるかを考え発表します。
貴重な機会をご提供いただいたNSウエスト株式会社の皆様、ありがとうございました。
※2025年4月、学びの領域は維持しながら3学部11学科に改組します。
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