ChatGPTを活用した企業のDX化を探る~情報工学科社会実践プロジェクト
2024.08.29
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広島工業大学では学生たちの課外活動として、地域と連携した社会実践プロジェクトに取り組んでいます。その一つに、広島市西区に本社を持つ株式会社ハイエレコンにご協力いただいている「ChatGPTによる企業のDX化」と題した課題があります。
この課題で情報工学の学生たちは、生成AIを活用し、企業のDX化にどのような貢献ができるのかを考えます。6月から取り組み始め、7月には同社担当者を大学に招いて報告会を実施。1年次生から3年次生まで5組が発表しました。
生成AIには、認知度の高いChatGPTを使うことを前提とし、その活用法を考える
発表では「メールの自動処理」や「アジェンダの生成」といった学生にも活用できる機能のほか、本学の学則をAIに読み込み自動応答への活用を試みた「ChatBotによる顧客問い合わせの自動応答」などが紹介されました。
店員の欠員に伴うシフト調整に取り組んだグループ。個人の能力差による業務量の調整が必要で、各店員の作業時間をデータ化し記憶させることで対応できると話す
C言語で作成したプログラムの可読性向上に役立てた例。AIは間違いを発見し修正、さらにJavaやPythonへの変換にも対応した
発表のあとには、さまざまな質問が寄せられた
「アジェンダの生成」に取り組んだ3年次生の井上さん(愛媛県立今治北高等学校出身/愛媛県)。課外の活動に参加するのはこれが初めてだそう。「学生時代にいろいろとチャレンジしたくて参加しました」と話します。
「ChatGPTの特徴を掴もうと真似ることから始めてみました」と話す井上さん。アジェンダの作成には本を参考に取り組んだそう
発表の中には、実際にハイエレコンでも取り組んでいる課題と同様のものもありました。今後もお互いに協力できることを探りながら、課題に取り組んでいきます。
ハイエレコンの皆様、ご協力ありがとうございました。