本学を舞台に第23回情報科学技術フォーラムが開催されました
2024.10.15
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9月4日から6日にかけて本学の講義棟Nexus21を会場に、第23回情報科学技術フォーラム(FIT2024)が開催されました。
このフォーラムは電子情報通信学会の情報・システムソサイエティ(ISS)とヒューマンコミュニケーショングループ (HCG)、情報処理学会とが協力して開催する全国大会です。
本学の教員や学生の学会活動への貢献度が高いことや施設が充実していることなどから、今年度の会場に選ばれました。
対面とオンラインで開催。参加登録者数2,303人(うち現地参加者1,053人)と昨年を上回る盛会だった
一般公募による一般セッション講演やプログラム委員会による招待講演、イベント企画、特別企画など、さまざまな講演が3日間にわたり繰り広げられました。
講義棟Nexus21全体が会場に。600件を超える発表が行われた
本学からも8人が登壇し、これまでの研究について発表しました。
人文社会・情報学研究と教育の分野で発表した初崎さん(山口県立柳井高等学校出身/山口県)。
廿日市市の指定重要文化材『安井家母屋』や宮島の伝統工芸品などを、フォトグラメトリ技術で3Dモデル化しVR空間上に再現しています。地域資源をプロモーションするツールとして、動画とVRを比較する研究の成果を発表しました。
初崎さんは「全国レベルの大会での発表は良い経験になりました」と振り返ります。
発表後は運営サポートスタッフとしても参加し大会を支える
2日目に行われたFIT学術賞表彰式には、松井一實広島市長も出席。「広島サミットでは高度なAIシステムに関する国際的なルール作りのために広島AIプロセスが提唱されました。その地でこの大会が開催されるのは非常に意義深いことです」と歓迎の意を表しました。
「大会と同時に広島の自然や文化、食も楽しんでほしい」と松井市長
かつては長坂学長も学生と共に積極的に参加していた思い出深い大会だという
会期中は本学の梅村教授が座長を務めたほか、約80人の学生がサポートスタッフとして参加し、大会の運営を支えました。
座長補佐として会場とオンラインを結ぶ通信の管理を担当
来場者の誘導担当の別府さん(愛媛県立今治東中等教育学校出身/愛媛県)と上橋さん(広島市立広島工業高等学校出身/広島県)
座長補佐として参加した井上さん(広島県立吉田高等学校学校出身/広島県)。「これまで興味がなかったり知らなかったりした分野の発表が聞けて見聞が広がりました。スタッフとして関わることで講演を聞くことができ、勉強になりました」と話します。
「スタッフの立ち回り方も学べて、良い経験になりました」と井上さん
情報学部学部長で本大会の現地実行委員長を務めた山岸教授は「全国的な大会に学生が関われる貴重な機会となりました。著名な研究者の発表もありましたので、学術的にも刺激を受けたのではないでしょうか」と話します。
「立場の異なる人との交流も学生には貴重な経験になりました」と山岸教授
大会は盛会のうちに幕を閉じました。
ご来場いただいた皆様、関係者の皆様大変お世話になりました。