日本を再びハードウェア大国に~広工大生がモルテン版ロボコンに参戦~
2024.10.03
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株式会社モルテンが主催するロボットコンテスト「ROXプレイベント2024」に、本学の電気システム工学科※3年次生山田納充さん(高知県立高知小津高等学校出身/高知県)と情報工学科3年次生の天野桂吾さん(広島県立廿日市高等学校出身/広島県)、天野優斗さん(広島市立広島工業高等学校出身/広島県)がチームを組んで参戦しました。
プロのDJやMC、各分野のクリエイターが力を結集して演出したスタイリッシュな大会
同社は、ロボットを軸にクリエイター同士の技術や知識、アイデア、人脈を交換するコミュニティー「Robotics Open eXchange ROX(以下、ROX)」を立ち上げています。
この大会もコミュニティー活動の一環として開催されたもので、日本が再びハードウェア大国として躍進するための原動力を作ることを目的としています。
本学のほかに香川高等専門学校、北九州工業高等専門学校、呉工業高等専門学校、西日本工業大学が参加しました。
スモークやレーザー光線を多用した華やかなオープニングイベント
競技では各チームが製作した1台のロボットで制限時間内に3つのミニゲームにチャレンジし、そのタイムを競います。予選タイムの上位2チームが決勝に進みます。
参加選手全員で円陣を組んで試合に臨む
ROXの活動では学生と企業がチームを組み、企業が技術面や資金面をサポートします。本学のチームはモルテンの社員とチームを組んでおり、大会用ロボットの製作もアドバイスを受けながら進めました。
本体の組立は主に電気システム工学科の山田さんが担当し、プログラミングや調整は情報工学科の天野さんたちが担当。学生たちは前夜祭後も深夜まで調整を重ね、当日の競技に臨みました。
競技の直前まで選手控室でロボットの調整を重ねる学生たち
ボールを3つのフープに乗せる「トリプルフープス」、ネットの向こうの箱にボールを投げ入れる「ネットスロー」、遠くにあるゴールにボールを転がしてシュートする「ロングシュート」。1台のロボットで3つの動作をこなさなければなりません。
高さの違うフープに正確にボールを乗せるため、モーターでヒモを巻き取り高さを調整する機構を採用
競技中に起こったアクシデントにも、迅速に対応
予選後はモルテン社員のチームによるエキシビションも行われた
残念ながら本学のチームは決勝戦には進めませんでしたが、挑戦した3人の学生は「ザルの底をロックで固定し、ゴムの力でボールを飛ばすアイデアを最初に思いついた」「知らないことやうまくいかないことばかりだったが、イメージが形になり大きな達成感が得られた」と手応えを感じた様子でした。
他校の学生と意見交換をする姿も見られた
製作したロボット「ホイールダックス試作型」と一緒にROXポーズ
ハードウェアとソフトウェアの両方が学べる広島工業大学の強みを生かした取り組みができ、学生たちは多くの学びを得られたようです。関係者の皆さま、ありがとうございました。
※2025年4月、学びの領域は維持しながら3学部11学科に改組します。
- 改組紹介ページ