新時代に先駆け、第一歩を踏み出した1,250名の新入生 2019年度入学宣誓式
2019.04.25
このニュースは、クローズされました
4月3日、2019年度入学宣誓式を鶴記念体育館で挙行しました。この日、新たな人生のスタートを切ったのは学部生1,195名、大学院生55名の総勢1,250名。保護者様やご来賓の方々にも多数ご臨席いただき、新入生の新たな門出を祝していただきました。その様子をご紹介します。
暖かな春の陽気に包まれ、桜の花が咲き誇るキャンパス内。絶好の入学宣誓式日和となりました。
開式前、新入生の誘導など会場の至るところで在学生スタッフが式典のサポートをしていました。
学長式辞 「新時代「令和」を担う、たくましい人材に」
式典は国家斉唱からはじまり、入学許可宣言へと粛々と執り行われていきました。長坂学長の式辞では、本学の建学の精神「教育は愛なり」、教育方針「常に神と共に歩み社会に奉仕する」の2つの教育理念について言及。「学生一人ひとりにきちんと向き合い、可能性を信じ、想いを持って教育に取り組んでまいります」と述べました。また2つの教育理念から生まれたHIT教育2016について紹介。専門力と人間力の向上をめざした取り組みについて触れ、その一つである「HITチャレンジ制度」を説明しました。これは学生が自主的に企画・立案し、採択されれば最大50万円の活動支援が受けられる本学独自の制度。昨年は充電式乾電池を動力とした電気自動車を製作し、大会で優勝をめざしたチームなど5団体が採択され、活動しました。長坂学長は「どんなことでもいいので、失敗を恐れず全力でチャレンジしてほしい」と、激励しました。
新入生で埋め尽くされた鶴記念体育館。保護者様やご来賓の方々が見守る中、式典は進行していきます。
「失敗や挫折をすることがあると思います。しかし、その経験も人間力を高めることになります」と長坂学長。
総長祝辞「豊かな人間力を持った倫理感ある技術者へ」
続いて鶴総長が登壇。「今日、科学技術の進歩はめざましく、人工知能やロボットは産業や暮らしに急速に浸透しています。記憶力や計算力など、確かにそれらは優れていますが人間には叶わないところがあります。それは正しい判断や意志決定をする力、新しいアイデアを生み出す想像力、人をまとめるリーダーシップなどの総合的な力、つまり『人間力』です。本学では倫理感ある技術者として専門力に加え人間力を養い、社会で活躍できるよう育成してまいります。皆さんの前に広がる可能性は無限です。将来の自分を見据えて、基礎からしっかり学んでください」と言葉を贈りました。
「大学の4年間は、専門知識を身につけ、友と出会い、サークルやボランティア活動などで様々な経験を積むとても重要な期間」と鶴総長。
声高々に、力強く入学宣誓
入学生代表の宣誓は、大学院生を代表して松林正也さん(建設工学専攻)、学部生を代表して藤本玲央さん(環境土木工学科)の2人が行いました。初々しくありながらも、その堂々たる姿から、これからの学生生活で勉学に励む決意を感じられました。
「学則と伝統を守り、学術研究に励み、社会の進展に寄与することを宣誓いたします」と松林さん。
「多くの先輩や学友たちとの触れ合いの中で、個性豊かな人格の形成に努めてまいります」と藤本さん。
最後に吹奏楽部の伴奏のもと、学生自治会、文化局、体育会本部、工大祭実行委員会のメンバーが大学歌を披露し入学宣誓式に花を添えました。
それぞれの決意や夢を胸に抱いて
新入生の声
左から近森蓮さん(生体医工学科)、田實雄太さん(機械システム工学科)、堀本大聖さん(機械システム工学科)
「将来、医療の現場で活躍するためにも、特待生になる意気込みで勉強します」(近森さん)「将来は、機械関係に進みたいと考えています。どんな仕事があるのか大学で調べながら、自分にあった就職が出来るよう4年間頑張ります」(田實さん)「部活は少林寺拳法部を考えています。文武両道をめざし、体力的にも精神的にも成長していきたいです」(堀本さん)
建築デザイン学科の河田彩さん(左)と庄司涼穂さん(右)
2人の目標は建築士の資格を取得すること。「広島工大は1年次から専門の授業があるので、早くから本格的に学べるのが楽しみです」
機械システム工学科の岩本陸さん(左)と上林泰一さん(右)
「少しでも就職に有利になるよう、大学生活をがんばります」(岩本さん)「工大祭などイベント運営に興味があります。勉強はもちろん大学行事にも積極的に参加して、いろんな経験を積んでいきたいです」(上林さん)
新入生の皆さま、改めてご入学おめでとうございます。初心を忘れることなく勉学や課外活動に励み、専門力と人間力を磨いてください。新入生が1日でも早く大学に慣れ、一人ひとりの夢を実現するために教職員一同サポートしてまいります。