新入女子学生とつながりを深め、活動の新たな原動力に JCDウェルカムセミナーを開催
2019.05.15
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女子学生のキャリア形成や就業支援を目的に活動している女子学生キャリアデザインセンター(通称:JCDセンター)では、女子学生が主体となって様々な取り組みを行っています。4月6日、毎年恒例としている新入生対象の歓迎イベント「JCDウェルカムセミナー」を開催しました。このセミナーは先輩女子学生が企画・運営を行い、新入生にJCDセンターの魅力を伝えています。今回の舞台は廿日市市にある自然豊かなスガノグリーンビュー。晴れやかな青空の下で99人の新入生が親睦を深めました。
スガノグリーンビューに集まった新入生たち。まだちょっと緊張気味の様子。
開会に先立ち「学科の枠を超えて友達ができるチャンスです。自分から楽しもうという気持ちを出して、積極的に交流してください」と長坂学長が挨拶。
JCDのプロジェクトから生まれたキャラクター「キャロミ」も登場。新入生からは「かわいい」と声が上がっていました。
知力、体力、チームワークで10の問題をクリアせよ
開会式後、さっそくグランドでアクティビティを行いました。新入生は10班に分かれ、先輩女子学生が用意した10の問題をスタンプラリー形式で解いていきます。1問1問、回答までのタイムが計測され、その合計タイムが一番早い班が優勝。広島工大に関するクイズや、なぞなぞ、脳トレ、人間知恵の輪など頭と体を使った様々な問題に挑戦しました。はじめは緊張気味だった新入生たちでしたがチームで知恵を絞り、協力し合う中で、徐々に打ち解け合い自然と笑顔が増えていきました。
決められた本数のマッチ棒を動かして別の図形をつくる脳トレ問題に挑戦。みんなでアイデアを出し合い正解を導きます。
目隠しされた状態で絵を描き、チームで何の絵かを当てるゲーム。はじめは「当たらないよ」と声が上がっていましたが、どのチームも意外と早く答えを当てていました。
おいしい笑顔いっぱいのバーベキュー
アクティビティを終えると昼食タイム。先輩女子学生たちが準備したバーベキューを新入生に振る舞います。定番の肉や野菜に加え、枝豆やフライドポテト、焼き鳥なども用意されており、バラエティー豊か。新入生はおいしそうに頬張りながら、同級生や先輩、先生たちと会話を楽しんでいました。
「とってもおいしいです!」と大好評。
あちらこちらで、自然と新入生の輪ができていました。
新入生にプロジェクトの魅力を紹介
午後からは、JCDプロジェクト紹介を行いました。現在活動しているのは全部で13プロジェクト。新入生は一つひとつ紹介ブースを回って、先輩女子学生から説明を受けます。ホームページの作り方を地域の中学生に教える「Webデザインスクール」、ローモデルとなる女性技術者の方へのインタビュー記事や、JCDセンターの活動を紹介する広報誌「JCD PRESS」の制作、企業と協働してレシピを開発する「お弁当プロジェクト」など、活動は様々。どのプロジェクトも地域や企業と関わる中で、企画力やコミュニケーション能力、礼儀・マナーなど将来のキャリアアップにつながるスキルを磨くことができます。新入生たちは興味津々に先輩女子学生の話に耳を傾けていました。
どのブースも大盛況で、先輩女子学生たちも説明に力が入ります。
子どもにプログラミングを教えるプログラミング教室は、実際にプログラミングを体験してもらい魅力をアピール。
JCD活動紹介と平行してハーバリウムづくりも実施。「かっこいい男子はいた?」といった女子トークにも花を咲かせながら、和やかな雰囲気で製作していました。
「きれいにつくれました」と、完成したハーバリウムを見せてもらいました。記念にスマホで写真を撮る学生も。
学科・学年を超えて親睦を深めた1日
閉会式では午前に行われたアクティビティの結果発表が行われ、優勝した班の表彰が行われました。最後にJCDセンター長の川上先生は「今日1日を通して、他学科の学生や先輩たちと仲良くなれたと思います。このつながりを大事にして、これから本格的にはじまる学生生活をより良いものにしてください」と締めくくり、ウェルカムセミナーは終わりを迎えました。
アクティビティで見事優勝を飾った5班の皆さん。賞品を手にしてニッコリ笑顔。
閉会式の後に急きょはじまったじゃんけん大会。最後の最後まで全員で盛り上がりました。
ウェルカムセミナーを終えて
新入生に参加した感想を聞きました。
坂本柚乃さん(建築デザイン学科1年)
「今日1番楽しかったのはバーベキュー。とてもおいしかったです。他学科の同級生や先輩方と交流できる機会はなかなかないと思うので、参加してよかったです。お部屋を自分たちでリフォームする『こだわりルームプロジェクト』に興味があるので、ミーティングに行ってみたいと思います」
谷口愛理さん(建築デザイン学科1年)
「いろんなプロジェクトの説明を受けて、企画力や伝える力など自分のスキルを磨ける魅力がいっぱいあると感じました。また、先輩から『就職活動時、JCDの活動が自己PRで活かせた』という話も興味深かったです。これから積極的に参加して、自分を成長させていきたいです」
大谷美紗稀さん(地球環境学科1年)
「JCDの活動紹介で魅力的だったのは山口県東部の瀬戸内海に位置する馬島の自然や文化を発信し、地域活性化を図る『うましまプロジェクト』です。自然と触れ合うことが好きなので参加したいと思いました。どんなことをしているのかもっと詳しい話を聞きに行きたいです」
左から坂本さんと谷口さん。2人とも「これからの活動が楽しみです」と話してくれました。
「班のメンバーで高校時代や学科の話などで話が弾み、楽しく過ごせました」と大谷さん。
新入生みんなに楽しんでもらうために
今回のウェルカムセミナーはJCD幹事長の村田栞さん(食品生命科学科3年)を中心に2〜3年生の女子学生が約3ヵ月かけて準備してきました。昨年のウェルカムセミナーはバレーボールなどのスポーツをメインとした企画を学内で実施し、大いに盛り上がりました。しかし、その一方で運動の苦手な新入生は参加しづらかったのではないか、という思いもあったそうです。そこで今回は「みんなが気軽に参加でき、楽しく交流できるものを」とスタンプラリーを考案。「クイズだけでなく、人間知恵の輪など、体を動かす問題も入れて楽しめる工夫を凝らしました」と村田さん。またバーベキューも立食形式で動き回りやすくし、いろんな人とコミュニケーションが取れるようにしました。当日は昨年よりも多い99人の新入生が参加。村田さんは「多くの新入生に来てもらえたのでよかったです」と、手応えを感じていました。
「次はサマーセミナーを企画する予定。JCDの活動は楽しいということをもっとみんなに感じてもらいたいです」と村田さん。
準備にあたった建築デザイン学科の2年生スタッフ。
後藤夕鯉さん(左)はJCDプロジェクト紹介で「こだわりルームプロジェクト」の説明を担当。山本空乃さん(中)と濱岡珠里さん(右)はバーベキューの準備を担当。「今年の1年生はとても元気。たくさん活動に来てほしいですね」と期待を寄せていました。
参加者全員で記念撮影。新入生が加わりどんな活動を展開していくのか、今後が楽しみです。
元気いっぱいのフレッシュな新入生を迎え、今年度の活動を本格的に始動していくJCDセンター。自分たちの企画を形にし、地域や企業の方に喜んでいただける感動、仲間と一丸となり切磋琢磨し合う中で得られる達成感など、貴重な経験を積むことができます。ぜひプロジェクトに参加して、自分を高めていってください。