【クラブ・サークル紹介シリーズ】和太鼓サークル「鼓遊会」 音と心を合わせて、和太鼓の魅力を地域の人々に届けたい
2019.10.07
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文化系・体育系合わせて60以上のクラブ&サークルがある広島工業大学。今回は、和太鼓サークル「鼓遊会」を紹介します。伝統ある和太鼓の魅力を広めるため、学内行事をはじめ、病院や福祉施設の訪問、お祭りへの参加など地域のイベントにも数多く出演し、演奏を披露しています。
活動日:毎週火・金曜日
場所:5号館105教室
部員:13人(2019年8月現在)
twitter:https://twitter.com/koudaikoyuukai
youtube:https://www.youtube.com/channel/UCiH6U64XtBbHE7D9Tbg0ZNw
Instagram:https://www.instagram.com/hiroshimakoyuukai/
練習場所を訪れると、さっそく教室が揺れるほどの迫力ある音が出迎えてくれました。
レパートリーはすべてオリジナル
鼓遊会は、プロの和太鼓奏者を輩出している伝統あるサークルです。この部の一番の特長は、演奏する楽曲が先輩から代々受け継いできたオリジナル曲であること。楽曲づくりは、部員が自主的に行い、今年も新たに「仁鼓(にこ)」「囃楽(そうらく)」の2曲が誕生。6月に開催した「不定期演奏会」で披露しました。演奏だけに留まらず曲づくりも行い、独創性のある和太鼓の音色を聴衆に届けているのです。
練習はメトロノームを使ったリズム合わせからはじまり、徐々にテンポを上げていきます。
こちらは両面叩ける担ぎ桶太鼓。太鼓は全5種ありますが、部員はどれも経験できるそうです。
時には太いバチが割れることも。練習に込める熱量が伝わってきます。
ソロパート練習は個人のフィーリングで。表現力を磨きます。
一人ひとりの「自主性」「チャレンジ精神」を大切にする
この日は8月24日、25日の西区天満町で開催される天神祭で演奏するメンバー決定の選出も行われました。鼓遊会の演奏メンバー選出は顧問の先生や部長からの指名ではなく個人の挙手制。1曲でも覚えれば誰にでも演奏するチャンスがあります。大切にしているのは、部員個人の「やりたい!」という強いチャレンジ精神。実際、新入部員の8割以上は未経験からのスタートですが、1〜2ヵ月の練習で曲を覚え、舞台に立っています。早くから人前で演奏する楽しさを味わえるから、技術向上のモチベーションになり、上達が早いのかもしれません。
積極的に手を挙げる部員たち。希望が重なった場合は話し合いやジャンケンで演奏者を決めます。
演奏者が決まると、いよいよ曲目ごとに練習開始。教室が本番さながらの空気に一変します。
演奏後、聴いていた部員がアドバイス。ここでも上下関係なく意見を言い合っていました。
スマートフォンで撮影した動画をチェックし、動きやリズムの調和を高めようとする姿も。
天神祭当日の様子がこちら。地域の方々から盛大な拍手をいただきました。
部長の弓場爽太郎さん(地球環境学科3年)にクラブの魅力を聞きました。
「和太鼓サークルは県内の大学でも少なく、とても珍しいクラブ。おかげで『和太鼓が叩ける』と言うと周りの人から驚かれることが多く、ちょっとした自慢になります。子どもからご高齢者まで、多くの人に喜んでもらえるのも和太鼓の魅力。力一杯演奏するのでストレス解消にもなりますし、とても楽しいです」
「6月に行った不定期演奏会は初企画。演奏を披露する場をもっと増やしたい」と弓場さん。
自分たちも演奏を楽しむことをモットーに、これからも和太鼓の魅力を届けていきます。
鼓遊会の和太鼓からは音と共に体全体に振動が伝わってきて、聴く人に元気を与えるような力を感じます。演奏日程など、鼓遊会の最新情報はツイッターで発信していますのでぜひ一度、演奏会に足を運んでいただき生演奏で体感いただくことをおすすめします。